- 民主党トップがハリス氏支持を表明、バイデン氏が国民に説明へ
- ハイテク株に高値警戒感、折り畳みiPhoneか、日立が保有株売却へ
マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。
トップが支持表明
ハリス米副大統領は、民主党上院トップのシューマー院内総務と民主下院トップのジェフリーズ院内総務からの支持を獲得した。バイデン大統領が再選断念を表明して以降、民主党内はハリス氏支持で急速にまとまっている。同氏は21日以降に1億ドル余りの資金を集めた。ハリス氏の伴走者として、ペンシルベニア州のシャピロ知事、マーク・ケリー上院議員(アリゾナ州)が有力候補に浮上していると、ABCは報じた。
国民に説明
バイデン米大統領は再選断念の決断について、ワシントン時間24日午後8時にホワイトハウスの大統領執務室から国民に向けて演説する。「これからのこと、そして米国民のためにどのように責務をまっとうするかについて」演説するとXに投稿した。バイデン氏は23日に、新型コロナウイルスの感染で療養していたデラウェア州の自宅からホワイトハウスに戻る。同氏の健康を巡っては臆測が飛んだが、主治医によれば症状は「ほぼ完全に」回復している。
警戒強まる
今年に入り米国株の大幅上昇をけん引してきたハイテク大手の株価に対して、にわかに高値警戒感が強まっている。エヌビディアを含むハイテク大手やナスダック100指数が下落した場合にプロテクションを提供するオプションの購入が増えている。旺盛な需要から、エヌビディア株の10%下落に備える1カ月物のプットオプションのコストは、10%上昇を見込むコールオプションと比べて1月以来の高水準にある。同じく、ナスダック100指数に連動するインベスコQQQトラスト上場投資信託(ETF)の「プットプレミアム」も4月以来の高水準だ。
折り畳み式発売か
アップルが折り畳み式「iPhone(アイフォーン)」の開発を進めており、早ければ2026年にも発売する可能性がある。テクノロジーニュースサイトのジ・インフォメーション(TIF)が関係者の話として報じた。アップルはここ数カ月に、折り畳み式iPhone向けの部品製造を巡りアジアのサプライヤーに接触したという。
保有株売却へ
日立製作所は、米電機大手のジョンソンコントロールズインターナショナル(JCI)との空調事業を手掛ける合弁企業について、保有する40%の株式を全て独ロバート・ボッシュに売却すると発表した。譲渡額は約1950億円。取引は2026年3月期の第1四半期までに実施する予定。ボッシュが株主となる新会社とブランドライセンス契約を結ぶ。「白くまくん」の名で親しまれる日本国内向けの家庭用ルームエアコンについても、新会社が製品を提供。日立子会社の日立グローバルライフソリューションズ(GLS)が連携して販売する。
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