米大統領選挙（１９日）

[シカゴ２０日ロイター] – 米民主党全国大会は２日目の２０日、オバマ元大統領と夫人のミシェル氏が登壇し、ハリス副大統領への支持を訴えた。

オバマ氏は「あと４年の虚勢と失敗、混乱は要らない。その映画は既に見たことがあり、続編はたいていもっとひどいと誰もが知っている」と共和党大統領候補のトランプ前大統領に言及。

「米国は新たな章を迎える準備ができている。より良いストーリーへの用意ができている。カマラ・ハリス大統領を迎える準備ができている」と述べた。

また、バイデン大統領について「重大な危機の局面で民主主義を守った大統領として歴史に残るだろう」と称賛した。

ミシェル夫人は２００８年大統領選を振り返り、「米国よ、希望が復活しつつある」と語った。

トランプ氏が「国民に私たちについて不安を抱かせようと全力を尽くした」のと同様に、ハリス氏についても真実をゆがめようとするだろうと警告。「彼の限られた狭い世界観は、勤勉で高学歴で、成功した２人の黒人の存在を脅威に感じさせた」と述べると、大きな拍手が上がった。

「彼が現在求めている仕事が『黒人の仕事』の一つかもしれないと、誰が彼に言うのだろうか」と問い、観衆の笑いを誘った。トランプ氏は選挙戦で、移民が「黒人の仕事」を奪っているなどと発言している。