立憲民主党の代表選挙は、すでに立候補を表明した2人に加え、再選を目指す泉代表ら3人が推薦人の確保に向けた取り組みを続けています。党内では、3人全員が立候補にこぎ着けるのは難しいという見方があり、互いに動向を探り合う状況となっています。
今週7日に告示される立憲民主党の代表選挙は、これまでに枝野前代表と野田元総理大臣の2人が立候補を表明し、それぞれ視察やあいさつを重ねるなど、活動を本格化させています。
こうした中、小沢一郎・衆議院議員は、野田氏を支援する方針を固め、みずからを中心とするグループの所属議員に伝えました。
3日、野田氏本人と会談し、支援の方針を伝えることにしています。
一方、再選を目指す泉代表が立候補の意向を固めているほか、江田・元代表代行と衆議院当選1回の吉田晴美・衆議院議員も立候補に意欲を示しています。
3人は、2日もみずからに近い議員と対応を協議し、立候補に必要な20人の推薦人確保に向けて取り組みを続けています。
ただ、党所属議員は136人で、すでに枝野氏と野田氏が一定の推薦人を確保していることを踏まえ、党内では3人全員が立候補にこぎ着けるのは難しいという見方があります。
このため、各陣営は、ほかの陣営の取り組みの実態や、立候補を断念する議員が出た場合の情勢を分析するなど、互いの動向を探り合う状況となっています。