▽司法長官にボンディ氏起用と発表 アメリカ トランプ次期大統領<NHK>2024年11月22日 9時22分

アメリカのトランプ次期大統領は21日、南部フロリダ州の司法長官を務めた、パム・ボンディ氏を司法長官に起用すると発表しました。

ボンディ氏はおよそ20年間、検察官を務めたあと、州で初めての女性の司法長官に就任したということです。

トランプ氏は今月13日、ゲーツ前下院議員を司法長官に起用すると明らかにしましたが、未成年の女性に金銭を支払って性的な関係を持った疑いなどで身内の共和党内からも問題視する声があがり、ゲーツ氏は21日、辞退すると表明したばかりでした。

▽米共和強硬派ゲーツ氏、司法長官の指名辞退 買春疑惑で反対に直面<ロイター日本語版>2024年11月22日午前 7:55 GMT+9

ゲーツ元議員、司法長官の指名辞退 売春疑惑で適性に疑問

トランプ次期米大統領が司法長官に指名していた共和党強硬派のゲーツ元下院議員は21日、指名を辞退すると表明した。7月撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)

[ワシントン 21日 ロイター] – トランプ次期米大統領が司法長官に指名していた共和党強硬派のゲーツ元下院議員は21日、指名を辞退すると表明した。過去の未成年女性への買春疑惑が物議を醸し、指名承認に必要な上院共和党議員からの反対に直面していた。

下院議員を先週辞職したゲーツ氏は、下院倫理委員会の調査対象となっていた。同氏は疑惑を否定している。

今回の指名は来年に両院で過半数を占めることになる共和党のトランプ氏の議会に対する影響力を測る試金石となった。ゲーツ氏は昨年、マッカーシー下院議長(当時)の解任を画策し、下院を数週間にわたって混乱に陥れたことで、多くの共和党議員から反感を買っていた。

上院の共和党議員は、下院倫理委による調査結果を見ずにゲーツ氏に対する指名承認採決を要求されることに反発していた。

ゲーツ氏はⅩへの投稿で、トランプ次期政権の邪魔になることを避けたいと説明。「トランプ氏の司法省は初日から準備万端でなければならない」とした。

司法省は少女に対する性的人身売買疑惑を巡ってゲーツ氏を3年近く捜査。同氏の事務所は2023年、検察から刑事責任を問われることはないと伝えられたと発表した。

ゲーツ氏は下院議員時代に忠実なトランプ氏の盟友と目されていた。今回の指名はトランプ氏が司法省を使って敵に報復するという誓約を実行に移す姿勢を示すものと見られていた。

トランプ氏はSNS「トゥルース・ソーシャル」に「彼は非常によくやっていたが、それと同時に彼が尊敬している政権の邪魔者にはなりたくなかった」と記した。

マイク・ラウンズ上院議員(共和党)は「(トランプ次期)大統領が当初指名した時には知らなかった情報があったのかもしれない」と指摘。ゲーツ氏の指名辞退について、上院が大統領に助言する義務を果たしたとの認識を示した。

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