Susanne Barton
中国系動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」は19日、ドナルド・トランプ次期米大統領がTikTok禁止法の施行を延期する意向を表明したため、サービス再開のプロセスが進んでいると明らかにした。
同社は「1億7000万人余りの米国人にTikTokを提供し、700万超の小規模企業を繁栄させることにペナルティーは科されないと、トランプ大統領が当社のサービスプロバイダーに明確に保証したことに感謝する」と、X(旧ツイッター)に投稿した。
トランプ氏は19日、自身のソーシャルメディアプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」で、「20日に大統領令を発令して施行を延期する」と表明。「それによって国家安全保障を守るための取引が可能になる」と述べた。
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20日正午に就任宣誓を行うトランプ氏は、米国に拠点を置く新たなオーナーが50%を所有する形で、合弁事業を模索するとも記した。
超党派の支持を受けて議会を通過したこのアプリ禁止法により、アップルやグーグル、オラクルなど米国でTikTokをホスティングまたは配信しているテクノロジー企業は19日までに配信を停止することが義務付けられていた。
原題:TikTok to Restore Service After Trump Vows to Extend Deadline(抜粋)