Mark Gurman

  • 中国事業の売上高は11%減、iPhoneの売上高は1%弱減少
  • 全体の売上高はサービス収入の伸びに支えられ4%増加

アップルが30日に発表した2024年10-12月(第1四半期)決算では、スマートフォン「iPhone」と中国事業の両方で売上高が予想外に減少した。

  発表資料によると、10ー12月期の中国事業の売上高は11%減の185億ドル(約2兆8500億円)。アナリスト予想では216億ドルへの増加が見込まれていた。一方、iPhoneの売上高は1%弱減少し691億ドル。市場予想は710億ドルだった。

  今回の決算を受け、アップルの主要市場である中国で現地ブランドとの競争に苦戦しているとの懸念が再燃した。また、iPhone全般の販売不振は、新しい人工知能(AI)プラットフォーム「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」の導入からさほど大きな追い風を受けていないことを示唆した。

  ただ、同社全体の売上高はサービス収入の伸びに支えられ、4%増加し1243億ドルとなった。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均は1241億ドルだった。

  アップルの株価は決算発表後の時間外取引で小幅安。

原題:Apple Posts Surprise Sales Drops for China, iPhone Over Holidays (抜粋)