Hadriana Lowenkron、Akayla Gardner
- マスク氏、2度目も返信しない場合は解雇と警告
- 雇用と解雇に関する決定は各機関が行う-大統領報道官
ホワイトハウスのレビット大統領報道官は25日、業務実績や生産性を正当化する箇条書きの説明を連邦政府職員に求めたイーロン・マスク氏主導の指令に100万人強が応じたことを明らかにした。
レビット報道官は記者会見で、「100万人余りの職員が、直属の上司または管理職に5項目を送信する極めてシンプルな作業に参加することを選択したと発表できる」と記者団に語った。
24日深夜を期限とするマスク氏のメール返信要請は、連邦機関全般に混乱を引き起こし、国防総省や国務省、国土安全保障省を含む多くの機関が職員に指令を無視するよう指示した。100万人という数字は、約240万人の連邦職員のうちメールに返信した人が半分弱だったことを示唆する。
マスク氏は、返信しなかった職員は退職したものと見なすと述べたが、ホワイトハウスの指針では全ての人事決定は各機関に委ねられることになっている。レビット報道官は25日、雇用と解雇に関する決定は各機関が行うことを明確にした。
一部の機関が返信を控えるように職員に通知したことについて報道官は「当該機関にとって最善の形であり、大統領もそれを支持している」と述べた。
マスク氏は24日夜遅く、職員に対するメールへの返信要請をさらに強め、指令に応じるチャンスをもう一度与えるが2度目も返信しなければ解雇されると警告した。
原題:Fewer Than Half of All Federal Workers Responded to Musk Email(抜粋)