▽シリア暫定政府とアサド派が衝突、130人超死亡 前政権崩壊後最大規模<ロイター日本語版>2025年3月8日午前 4:05 GMT+9

[ダマスカス 7日 ロイター] – シリア西部の沿岸都市で暫定政府の治安部隊とアサド前政権支持者との間で衝突が発生した。シリア人権監視団(英国)によると、これまで130人以上が死亡。昨年12月のアサド政権崩壊後、最大規模の衝突となった。
シリア当局によると、アサド前大統領が属するイスラム教シーア派の一派「アラウィ派」が6日、治安部隊に対し攻撃を開始。現地の住民によると衝突は12時間にわたり続いており、沿岸都市ラタキアやタルトスで夜間外出禁止令が出された。
シリアでは、昨年12月のアサド前政権崩壊後、過激派「シリア解放機構(HTS)」のアハマド・シャラア(通称ジャウラニ)氏が暫定政権を主導。今回の衝突は、米国との早期の関係回復や、より広範な安全保障上に向けた同政権の取り組みを大きく揺るがしている。
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