▽トランプ氏、第6世代戦闘機をボーイング社と契約発表 第47代大統領にちなみ「F47」

トランプ米大統領(ロイター=共同)
トランプ米大統領(ロイター=共同)

トランプ米大統領は21日、次世代戦闘機開発の契約を米ボーイング社と結んだと発表した。ホワイトハウスで記者団に明らかにした。新たな戦闘機は第6世代に相当し、トランプ氏が第47代大統領であることにちなみF47戦闘機と命名した。トランプ氏は中国に対抗する上で不可欠だと強調。「同盟国も買いたがっている」と述べ、外国への売却も選択肢にあるとの考えを示した。

F47は第5世代機と同様にステルス機能を有する有人機。多数の無人機の指揮統制機能も担う。

第6世代戦闘機を巡っては、ボーイング社が米ロッキード・マーティン社と競合していた。ロイター通信は、トランプ氏の発表後、ボーイング社株が5%上昇したと報じた。契約額は200億ドル(約3兆円)以上に上るという。ただ、トランプ氏は契約額に関しては「言えない」と述べた。

実業家でトランプ氏側近のイーロン・マスク氏は有人戦闘機の調達を疑問視し、第5世代機のF35戦闘機の削減を主張していた。

発表にはヘグセス国防長官も同席。第6世代機の導入決定について「大統領のリーダーシップのおかげだ」と賞賛した。