▽トランプ氏にAI半導体規制の再考促す、ハイテク幹部や外国高官ら
Mackenzie Hawkins、Jenny Leonard

各国の高官や大手テクノロジー企業が、米国の半導体戦略の見直しをトランプ政権に迫っている。米国は世界中の人工知能(AI)開発を規制する枠組みを準備している。
「AI拡散規則(AI diffusion rule)」と呼ばれるこの規制は、大半の国に輸出できるAIプロセッサーの数を制限するもので、バイデン政権が任期最後の週に発表。
エヌビディアなど大手テクノロジー企業から猛反発の声が上がった。イスラエルやポーランドなどの米国の同盟国も、このルールに抗議した。貴重な半導体の供給が脅かされたり、自国がAI投資先として魅力を失う懸念があるからだ。
現在、多くの政府や企業が、規制の一部を緩和するようトランプ大統領のチームの説得を図っている。同規則は2カ月足らずで順守期限が到来する。
米政権の当局者らは、今後どのように進めるかについてまだ一致しておらず、議論においてどの意見が最も重視されるのかも判然としない。
ホワイトハウスと、半導体輸出規制を監督する商務省の報道官は、コメント要請に対して回答しなかった。
原題:Tech Chiefs, Foreign Leaders Urge Trump to Rethink AI Chip Curbs(抜粋)