▽暫定停戦は可能でない、現行の停戦交渉で合意未達なら=ハマス報道官<ロイター日本語版>2025年7月19日午前 2:11 GMT+9

[1/2]イスラム組織ハマス軍事部門の報道官アブ・ウバイダ氏は18日、現在行われているパレスチナ自治区ガザの停戦交渉でイスラエルと合意に達しなければ、将来的に暫定停戦案には同意しないとの考えを示した。ガザで18日撮影(2025年 ロイター/Khamis Al-Rifi)
[18日 ロイター] – イスラム組織ハマス軍事部門の報道官アブ・ウバイダ氏は18日、現在行われているパレスチナ自治区ガザの停戦交渉でイスラエルと合意に達しなければ、将来的に暫定停戦案には同意しないとの考えを示した。
ウバイダ氏はテレビ演説で、ハマスはガザで拘束されている人質全員の解放と停戦協定の締結を繰り返し提案してきたと主張。イスラエルの強硬姿勢を非難した上で、イスラエルとの長期戦に備えているとの考えも示した。
▽イスラエル、シリア部隊の限定展開に同意 衝突続く南部スワイダ<ロイター日本語版>2025年7月18日午後 8:47 GMT+9

[ベイルート 18日 ロイター] – イスラエル当局は18日、シリア治安部隊に対し南部スワイダに48時間に限り展開することに同意した。シリア南西部で衝突が続いていることを考慮したもので、匿名を条件に当局者が明らかにした。
ロイターはシリア内務省担当者の発言として、少数派イスラム教ドルーズ派がスワイダで再びベドウィン(遊牧民)部族勢力と衝突したことを受け、政府が治安部隊をスワイダに再配置する準備を進めていると報じた。しかし国営通信によると、シリア内務省報道官は、これを否定していた。
スワイダでは13日に宗派間の衝突が発生。衝突したのはドルーズ派の民兵とベドウィン部族の戦闘員だったが、事態の収拾を図るため14日に現地に派遣された政府部隊が最終的にドルーズ派の民兵と衝突する形になった。
その後16日に停戦が発表され、シリアの治安部隊はスワイダから撤退していたが、17日遅くにドルーズ派とベドウィン部族勢力が再び衝突した。18日も続いているという。
イスラエルはドルーズ派の住民を保護する立場を表明しており、シリア政府が南部に部隊を配置することは認めないと主張。スワイダのシリア政府部隊を攻撃したほか、16日にはシリアの首都ダマスカスに対する空爆も実施した。
イスラエル軍は夜間にスワイダに対する新たな攻撃を行った。
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▽イスラエル首相、ローマ教皇と電話会談 ガザの教会攻撃後<ロイター日本語版>2025年7月19日午前 1:16 GMT+9
