Mark Niquette

  • 先週の米新規失業保険申請件数、6月以来の高水準に増加
  • 継続受給者数は約197万人に増加-21年11月以来の高水準

先週の米新規失業保険申請件数は増加し、6月以来の高水準となった。継続受給者数も増え、労働市場の減速が一段と鮮明になっている。

キーポイント
・新規失業保険申請件数(16日終了週)は前週比1万1000件増の23万5000件
 ・ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は22万5000件
 ・前週は22万4000件
・失業保険の継続受給者数(9日終了週)は197万2000人に増加-2021年11月以来の高水準
 ・市場予想は196万人
 ・前週は194万2000人(速報値195万3000人)に修正

  7月雇用統計で雇用者数の伸び鈍化と失業率の上昇が示された後だけに、新規失業保険申請件数の増加が続けば、労働市場への懸念を一段と強める恐れがある。継続受給者数の増加は、失業者が再就職先を見つけにくくなっている状況を映し出す。

  週ごとの変動をならした新規申請件数の4週移動平均は22万6250件に上昇し、1カ月ぶりの高水準となった。季節調整前ベースでは減少。州別ではカリフォルニア、ミシガン、テキサスでの減少が目立った。

  統計の詳細は表をご覧下さい。

原題:US Jobless Claims Rise, Continuing Filings Highest Since 2021(抜粋)