▽ウクライナ元国会議長殺害、ロシアが関与と警察長官 容疑者拘束<ロイター日本語版>2025年9月1日午後 7:56 GMT+9

[キエフ 1日 ロイター] – ウクライナ国家警察のビヒウスキー長官は1日、最高会議(国会)の元議長アンドリー・パルビー氏の殺害にロシアが関与しているとの見解を明らかにした。
パルビー氏は8月30日、西部リビウで銃撃され死亡した。ビヒウスキー氏はフェイスブックに「われわれはこの犯罪が偶発的なものではないと知っている。ロシアの関与がある。全員が法の下で裁かれることになるだろう」と記した。
ロシアは今回の事件への関与についてコメントしていない。
クリメンコ内相はで、銃撃の容疑者がウクライナ西部フメリニツキー州で拘束されたと明らかにした。「現時点では多くの詳細を明かすことはできない」とした上で「ただ言えるのは、犯行は周到に計画されていたということだ。被害者の動きは調べられ、経路が検討され、逃走計画も練られていた」と述べた。
ビヒウスキー氏によると、容疑者は52歳でリビウ在住。配達員に変装してパルビー氏に近づき8回発砲したという。ウクライナ警察は36時間以内に容疑者を拘束した。
パルビー氏は2016年4月から19年8月まで最高会議議長を務めた。14年の親ロシア派ヤヌコビッチ政権崩壊につながった抗議デモのリーダーの一人だった。
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▽プーチン氏、NATO東方拡大問題に言及 習・モディ両氏と談笑後<ロイター日本語版>2025年9月1日午後 4:21 GMT+9

[天津 1日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は1日、中国の習近平国家主席、インドのモディ首相と会話した後、ウクライナの持続可能な平和のためには北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大問題に取り組む必要があると述べた。
天津で開催中の上海協力機構(SCO)の会合の傍らで、モディ氏はプーチン氏の手を握り、習氏に向かって歩いた。通訳に囲まれながら3氏とも笑顔で会話していた。
プーチン氏はSCO首脳会議で「ウクライナ問題の解決が持続的かつ長期的なものとなるためには、危機の根本原因に対処しなければならない」と指摘。紛争の原因の一部は「ウクライナをNATOに加盟させようと西側諸国が現在も進めている試みにある」との主張を繰り返し、「安全保障分野における公正なバランス」を回復しなければならないと語った。
また、8月に行われたトランプ米大統領との首脳会談で至った理解でウクライナ危機解決への道が開かれたとし、SCO首脳会議に出席している首脳らとこの件について協議すると述べた。
SCOのフォーラムにはプーチン氏、モディ氏のほか、中央アジア、中東、南アジア、東南アジアの首脳らが出席している。
プーチン氏は「ウクライナ危機の解決を促進することを目的とした中国とインドの努力と提案を高く評価する」と指摘。「また、アラスカで最近行われたロ米会談で至った理解も、この目標に貢献するものであることを期待している」と語った。
同氏はトランプ大統領との会談の成果や紛争解決に向けて「既に進行中」の取り組みについて、8月31日に習主席に既に詳細を伝えたとした上で、習氏らとの2国間会談でさらに詳細を説明する考えを示した。
▽メルツ独首相、ウクライナ戦争の長期化想定する必要性指摘<ロイター日本語版>2025年9月1日午後 1:47 GMT+9
▽ウクライナ支援「有志国」、安全保証巡り新たな会合開催へ=仏大統領<ロイター日本語版>2025年9月1日午前 11:25 GMT+9
▽欧州委員長、有志国がウクライナ部隊派遣で「具体的」計画作成=FT<ロイター日本語版>2025年9月1日午前 10:56 GMT+91
