▽ウクライナに西側部隊派遣なら「正当な標的」に=プーチン氏<ロイター日本語版>2025年9月5日午後 5:29 GMT+9

By Vladimir Soldatkin

ウクライナに西側部隊派遣なら「正当な標的」に=プーチン氏

[ウラジオストク 5日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は5日、ウクライナに派遣されるいかなる西側諸国の部隊も、ロシアが攻撃する正当な標的となると述べた。

フランスのマクロン大統領は前日、ロシアとの和平合意が成立した場合、ウクライナに対する「安全の保証」の一環として26カ国がウクライナに部隊を派遣する用意があると表明した。 もっと見る

プーチン氏はウラジオストクで開かれた経済フォーラムで「もし何らかの部隊がウクライナに、特に軍事作戦の最中である今、現れるなら、われわれはこれを破壊すべき正当な標的となると考える」と発言。

「もし平和、長期的な平和につながる決定が下されるのであれば、彼らがウクライナ領内に駐留する意味は全くない」と語った。

プーチン氏は安全の保証について、ロシアとウクライナの双方に対して設ける必要があると主張した。「改めて繰り返すが、ロシアは当然これらの合意を履行する。しかし、いまだに誰もこの問題について、われわれと真剣なレベルで議論していない」と述べた。

ウクライナのゼレンスキー大統領が求めているプーチン氏との直接会談については、「主要な問題でウクライナ側と合意に達するのは事実上不可能だろう」として、そのような会談にはあまり意味がないとの見解を示した。

一方で、ゼレンスキー氏のモスクワ訪問を改めて提案し、「準備はできているので来てほしい。われわれは間違いなく(会談のための)作業環境と安全を提供する。100%の保証する」と述べた。ただ、ウクライナ側がモスクワ以外での会談を求めるのは「過剰な要求」だとして退けた。

ゼレンスキー氏は5日、モスクワでの会談の可能性については直接言及せず、「われわれはいかなる会談にも準備ができている。しかし、プーチンがこの戦争を終わらせる準備ができているようには見えない。彼は話すことはできるが、それは単なる言葉に過ぎず、誰も彼の言葉を信用していない」と述べた。

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インドとロシア「中国に奪われたようだ」、トランプ氏投稿

[ワシントン 5日 ロイター] – トランプ米大統領は5日、インドとロシアは中国に 「奪われた 」ようだとの見解を示した。

大統領はSNSで「インドとロシアを、最も深く、最も暗い、中国に奪われたようだ。長く繁栄する未来を彼らが共にするように!」とし、上海協力機構(SCO)首脳会議での3首脳の写真とともに投稿した。

▽トランプ氏、ウクライナ戦争の早期終結に悲観的 NBC報道<ロイター日本語版>2025年9月5日午後 7:22 GMT+9

トランプ大統領、ウクライナ戦争の早期終結に悲観的 NBC報道

[5日 ロイター] – トランプ米大統領は、ロシアとウクライナ戦争の早期終結や両国首脳の直接会談を仲介する可能性について悲観的な見方を強めている。NBCニュースが政権高官2人の話として5日報じた。

NBCはまた、ウクライナとロシアの間で和平合意が成立した場合、米国が両国間の緩衝地帯の監視で主導的な役割を果たす可能性があると報じた。

関係筋4人の話としての報道によると、ロシアのさらなる攻撃からウクライナを保護するために想定されるこの緩衝地帯は、広大な非武装地帯となり、サウジアラビアやバングラデシュなど1カ国かそれ以上の北大西洋条約機構(NATO)非加盟国の部隊によって警護される可能性がある。

ロイターは報道内容を確認していない。

▽トランプ氏、プーチン氏と近く協議と表明 ロシア「迅速な手配可能」<ロイター日本語版>2025年9月5日午前 11:40 GMT+9

トランプ氏は良い意味で「非常にシニカル」=ロシア大統領府

[ワシントン 4日 ロイター] – トランプ米大統領は4日、ロシアのプーチン大統領と近く協議すると記者団に述べた。

また、過去に多くの戦争を解決してきたが、ロシア・ウクライナ紛争はこれまでで最も困難だと語った。

一方、クレムリン(ロシア大統領府)のペスコフ報道官は5日、インタファクス通信に対し、今のところプーチン、トランプ両氏による協議の準備は進んでいないものの、迅速に手配することは可能だと語った。