立憲民主党は11日午後、党本部で両院議員総会を開く。野田佳彦代表が小川淳也幹事長、大串博志選対委員長らを交代させ、後任の幹事長に安住淳衆院予算委員長を起用するなどの新執行部体制を提示、承認される見通しだ。参院選での伸び悩みに党内から不満が出ている状況を踏まえ、人事の刷新により党勢の立て直しを図る狙いがある。
新執行部では、リベラル系の党内最大グループ「サンクチュアリ」から、会長の近藤昭一元環境副大臣を代表代行、逢坂誠二元代表代行を選対委員長に充てる方針。馬淵澄夫元国土交通相を代表代行とする他、当選2回の吉田晴美衆院議員を要職に登用する方向だ。
安住氏は衆院当選10回。民主党政権の野田内閣で財務相を務め、立民では国対委員長などを歴任した。与野党に幅広い人脈があり、国会運営や党務に精通している。
