▽＜独自＞自民・小泉進次郎農水相が総裁選出馬へ、来週表明 推薦人20人確保にめど＜産経ニュース＞2025/9/12 00:00
自民党の小泉進次郎農林水産相は、退陣を表明した石破茂首相（党総裁）の後任を決める臨時総裁選（22日告示、10月4日投開票）に立候補する意向を固めた。11日、関係者への取材で分かった。出馬に必要な20人の推薦人の確保にめどがついており、今週末に地元の神奈川県横須賀市で支持者と面会した上で、来週表明する。
昨年の前回総裁選に引き続き今回も菅義偉副総裁が支援するほか、旧岸田派の一部など前回支援した議員らが応援するとみられる。
衆参両院で与党過半数割れに陥り、次期首相・総裁が連立政権の枠組みの拡大に取り組めるかが総裁選の争点になる。小泉氏は日本維新の会幹部と良好な関係を築いており、維新の吉村洋文代表も「小泉氏は改革の魂を持った政治家だ。個人的にも信頼している」と語る。小泉氏は国民民主党ともパイプがあり、10日には竜巻被害に関する陳情で国民民主の榛葉賀津也幹事長と面会した。
前回総裁選では候補者9人中3位だった。前回伸び悩んだ党員票をどれだけ集められるかが焦点となる。
衆院当選6回で、石破政権では党選対委員長を務めた後、失言で更迭された江藤拓前農水相の後任に就任。随意契約による備蓄米放出を主導し、コメ価格の高騰対策に取り組んだ。
社会保障改革や農政改革、ライドシェア推進に関わる改革派として知られる。東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県の復興もライフワークにしている。
臨時総裁選にはすでに茂木敏充前幹事長が立候補を正式表明しているほか、小林鷹之元経済安全保障担当相も11日、出馬する意向を明らかにした。高市早苗前経済安保担当相と林芳正官房長官も出馬の意向を固めている。
▽自民・高市早苗氏、出馬会見に向け周辺議員と会合 黄川田仁志氏「保守政党を立て直す」＜産経ニュース＞2025/9/11 22:39
自民党総裁選に出馬する意向を固めている高市早苗前経済安全保障担当相は11日夜、東京・赤坂の議員宿舎で周辺議員約20人と会合し、来週の出馬会見に向けた準備を行った。会合後、出席した黄川田仁志衆院議員が、記者団に対し、立候補に必要な推薦人20人の確保にめどをつけたと明らかにした。
黄川田氏は「保守政党としての自民を立て直し、日本をさらに前進させるリーダーに高市氏がふさわしいとの意見で一致した」と述べた。
▽小林鷹之氏が総裁選出馬意向を表明、16日会見へ 高市早苗氏は岸田前首相に意向伝達＜産経ニュース＞2025/9/11 19:38
自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相は11日、石破茂首相（党総裁）の後任を決める総裁選（22日告示、10月4日投開票）に立候補する意向を表明した。国会内で記者団に「総裁選に臨む覚悟を固めた」と述べた。16日の記者会見で正式表明する方向だ。一方、高市早苗前経済安保担当相は11日、岸田文雄前首相と国会内で面会し、総裁選に出馬する意向を伝えた。来週に記者会見を開き、表明する。
小林氏は昨年9月の前回総裁選にも立候補し、9人中5位だった。記者団に、立候補に必要な推薦人20人について「ハードルは越えられると実感を持っているからこそ決断した」と語り、確保できるとの見通しを示した。野党が主張する消費税減税に関し「物価高対策やその先の成長に向けさまざまなアプローチがある。選択肢に聖域を設けず検討する」と否定しなかった。
小林氏は11日、浜田靖一衆院議院運営委員長や石井準一参院国対委員長ら支援議員約20人と勉強会を開催した。
高市氏は前回総裁選の1回目の投票で候補者9人中1位になったが、決選投票で石破首相に敗れた。11日、推薦人20人は確保できたと周辺に語った。首相の政権運営に批判的で、参院選中には「私なりに腹をくくった。もう一回、自民の背骨を入れ直す」と述べ、出馬に意欲を示していた。
10日に一番乗りで出馬を正式表明した茂木敏充前幹事長は新総裁に選出され、首相に就任した場合、ただちに衆院解散に踏み切る考えはないと述べた。10日配信のユーチューブ番組で「いきなり解散はない」と語った。
