▽国民・玉木氏「日経平均株価は年末には5万円越えも」 高市相場 「国内投資重視は応援」<産経ニュース>2025/10/6 09:43

国民民主党の玉木雄一郎代表(松井英幸撮影)
国民民主党の玉木雄一郎代表(松井英幸撮影)

国民民主党の玉木雄一郎代表は6日午前、自身のX(旧ツイッター)を更新し、積極財政による経済成長を掲げる自民党の高市早苗新総裁の誕生を受け、日経平均株価について「年末には50000円越えも」と予想した。

日本時間6日朝の米シカゴ市場で日経平均先物が上昇し、一時4万8000円を超えた。

玉木氏はXに「今日の日経平均株価は4万8000円を伺う展開。年末には50000円越えも」と投稿した。「高市新総裁の経済政策への期待によるものだと思われる」とした一方、「現役世代の税負担の軽減、国内投資を重視する成長戦略は応援したい」と書き込み、国民民主が重視する政策の実現に期待を込めた。

玉木氏は、しばらくは株価上昇、金利上昇、円安のトレンドが続くとの見方を示した。

▽高市氏勝利の「最大の功労者」、キングメーカー・麻生太郎最高顧問…85歳なお壮健<読売新聞オンライン>2025/10/06 06:30

会談を終え、引きあげる麻生最高顧問=5日
自民党本部を出る高市総裁=5日

[ドキュメント 自民新総裁]

 キングメーカーが動き出した。会談を終え、引きあげる麻生最高顧問=5日

 5日、自民党の高市総裁が新執行部人事を相談した相手は麻生太郎最高顧問だった。約1時間の会談を終え、党本部から出てきた麻生氏はトレードマークのハットに手をやり、満足げな表情で車に乗り込んだ。

 麻生氏は「高市氏勝利の最大の功労者」(党関係者)だ。決選投票で自身が率いる麻生派議員(43人)に高市氏支持で号令を出し、国会議員票で小泉農相を上回る流れを作った。

 政権の指南役としても期待がかかる。「首相経験者でキャリアが他の国会議員と違いすぎる」(若手)。安倍晋三・元首相と盟友関係を築き政権を支え、岸田文雄・前首相とは茂木敏充・前幹事長を加え「三頭政治」を敷いた。政権運営の要諦を熟知している。

自民党本部を出る高市総裁=5日

 一方で、党内唯一の派閥を率い、数の力で影響力を行使する姿は「古い自民党の象徴」に映る。石破首相に近い平デジタル相はかねて、麻生氏が流れを作る政治状況を「党が先祖返りする」と批判してきた。「国民から自民党は変わっていないと見られるのではないか」と不安がる議員もいる。

 麻生氏は昨年の総裁選でも高市氏を支持したが、この時は石破氏に敗れた。挙党一致のため党最高顧問に就いたものの、事実上は「非主流派」だった。

 今回は雪辱を果たした。同じくキングメーカーと目されていた菅義偉・元首相は支持した小泉氏の敗北とともに影響力低下が避けられない。麻生氏は先月20日、85歳の誕生日を迎えた。周囲はその壮健さに驚くばかりだ。

 4日誕生した自民党新総裁を巡る動きを追う。

▽党四役に女性起用案、外相に茂木氏で調整 自民・高市新総裁<毎日新聞>2025/10/6 11:18

茂木敏充氏=平田明浩撮影
茂木敏充氏=平田明浩撮影

 自民党の高市早苗総裁は、自身が首相に選出された際の閣僚人事で外相に茂木敏充前幹事長(69)を起用する調整に入った。また、党役員人事では政調会長や選対委員長など党四役で女性を起用する案が浮上している。関係者が6日、明らかにした。

 茂木氏は4日投開票の党総裁選に立候補。1回目の投票で5人中最下位に終わったが、決選投票で麻生太郎元首相と行動をともにし、高市氏を支持したとみられる。2019年から約2年間、外相を務めた。

 第2次安倍政権下では経済再生担当相、外相として第1次トランプ米政権と日米貿易交渉を合意させるなど、交渉力の高さで定評がある。第2次トランプ政権との間でも関税協議など政策課題がある中、茂木氏を起用することで外交体制の強化を図る狙いがあるとみられる。

 高市氏はこれまでに、麻生氏の義弟の鈴木俊一総務会長(72)を幹事長に起用する方針を固めている。

 高市氏は6日午前は東京・赤坂の衆院議員宿舎にとどまり、引き続き党・閣僚人事を構想したとみられる。7日に新執行部を発足させる予定だ。【高橋祐貴、森口沙織】