▽ガザ停戦維持へ措置、イスラエルに攻撃再開指示せず=トランプ氏<ロイター日本語版>2025年10月21日午前 2:44 GMT+9

ガザ停戦維持へ措置、イスラエルに攻撃再開指示せず=トランプ氏

[20日 ロイター] – トランプ米大統領は20日、イスラエル軍が19日にパレスチナ地区ガザを空爆し、停戦の継続が危うい状況にある中、停戦維持に向け多くの措置を講じていると言明した。

イスラエル軍は同国軍兵士に対する攻撃があったとして、ガザを空爆。その後、ガザでの停戦は再開したと発表した。

トランプ大統領は「イスラエルに対し、ガザに戻るように指示していない」とし、ハマスを巡る状況は早期に収束される見通しとした。

▽米、ガザ停戦維持に外交強化 副大統領21日にイスラエル訪問<ロイター日本語版>2025年10月21日午前 1:07 GMT+9

米、ガザ停戦維持に外交強化 バンス副大統領21日にイスラエル訪問の見通し

[カイロ/エルサレム 20日 ロイター] – イスラエルのネタニヤフ首相は20日、トランプ米大統領と共に中東地域の和平を進めていく考えを示し、イスラエルを21日から訪問する予定の米国のバンス副大統領と中東地域の課題と機会について協議すると述べた。

ネタニヤフ氏はこの日、イスラエルを訪問した米政権のウィットコフ中東担当特使とトランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏と会談。10日に発効したパレスチナ自治区ガザの停戦が揺らぐ中、米国はガザ停戦の定着に向け外交努力を強化している。

イスラエルは19日、イスラエル軍兵士に対する攻撃があったとしてガザ地区で大規模な 空爆 を実施。その後、ガザでの停戦は再開したと発表したが、米国が仲介した停戦は早くも深刻な試練に直面している。

米国とイスラエルの関係筋によると、ウィットコフ氏とクシュナー氏のイスラエル訪問は19日の空爆以前から予定されており、トランプ大統領が提案した20項目から成る和平案の次の段階について協議を開始する計画だった。

こうした中、イスラム組織ハマスは20日、前日にガザ地区で回収された人質の遺体をこの日に引き渡すと発表。この日はエジプトでハマスとの協議が予定されている。

▽イラン最高指導者、米の協議申し出を拒否 核能力消滅巡る主張も否定<ロイター日本語版>2025年10月20日午後 11:40 GMT+9

イラン最高指導者、米の協議申し出を拒否 核能力消滅巡る主張も否定

[ドバイ 20日 ロイター] – イランの最高指導者ハメネイ師は20日、トランプ米大統領からの新たな協議の申し出を拒否した。また、米国がイランの核能力を消滅させたとするトランプ氏の主張を否定した。

イランの国営メディアによると、ハメネイ師は「トランプ大統領は自身がディールメーカーだと言っているが、もしディール(取引)に強制が伴い、その結果が事前に決まっているのなら、それは取引ではなく押し付けであり弱い者いじめだ」と非難。イランの核産業を破壊したとのトランプ氏の主張については「夢を見続けるといい」と一蹴した。

また、イランに核施設があるかどうかは米国には関係がなく、「こうした介入は不適切で間違っており、強制的だ」と述べた。

トランプ大統領は先週、イスラエル国会で行った演説で、イランの準備ができ次第、米国はイランと「ディール」を行う用意があると述べていた。