▽ガザ停戦、「小競り合い」あるが維持されている バンス米副大統領<YAHOOニュース>10/29(水) 9:58

J・D・バンス米副大統領(2025年10月21日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】J・D・バンス米副大統領は28日、イスラエルがイスラム組織ハマスに攻撃を受けたとしてパレスチナ自治区ガザ地区を空爆したことを受け、「小競り合い」があるにもかかわらず依然として維持されていると述べた。

【写真】イスラエル、ガザを空爆 ハマスが停戦違反と主張

バンス氏はFOXニュースで放送され、ホワイトハウスがソーシャルメディアに投稿したコメントの中で、「停戦が維持されているからと言って、小競り合いが起こらないというわけではない」と主張。

「ハマスかガザ地区内の何者かがIDF兵士を攻撃したことは分かっている。イスラエル側は対応すると予想しているが、大統領の和平合意は維持されるだろう」と付け加えた。
【翻訳編集】 AFPBB News

▽イスラエル軍、ガザを空爆 ネタニヤフ氏「強力な」攻撃指示<ロイター日本語版>2025年10月29日午前 7:14 GMT+9

イスラエル首相、ガザ地区へ即時攻撃を軍に命令

[エルサレム/カイロ 28日 ロイター] – イスラエルは28日、イスラム組織ハマスが停戦合意に違反したとして、パレスチナ自治区ガザへの空爆を実施した。地元保健当局によると、北部ガザ市の4人、南部ハンユニスの5人を含む少なくとも9人が死亡した。

イスラエル首相府はこれに先立ち、ネタニヤフ首相が「強力な」攻撃を直ちに実施するよう軍に命じたと発表していた。

首相府は攻撃の理由を明らかにしていないが、ネタニヤフ首相はハマスによるを巡り「停戦合意に違反している」と非難していた。

トランプ米大統領が仲介したガザ停戦合意は今月10日に発効。2年間にわたった戦闘は停止したものの、イスラエルとハマスは相互に停戦違反を非難しており、28日もラファでイスラエル軍とハマス戦闘員との間で銃撃戦があったとイスラエルのメディアが報じていた。

バンス米副大統領は「停戦は維持されている」と強調。ワシントンで記者団に対し、「だからといって散発的に小競り合いが起きないというわけではない」と述べた。また「ハマスかガザ地区内の何者かが(イスラエル)兵士を攻撃したことは分かっている。イスラエルは反撃するだろうが、それでも(トランプ)大統領の和平(計画)は維持される」との見方を示した。

ハマスはラファでの イスラエル軍に対する 攻撃 への関与を否定した上で、停戦合意を順守する姿勢に変わりはないと表明した。

イスラエル軍当局者は、ハマスがイスラエルの支配地域でイスラエル軍を攻撃したとして、 「新たな停戦に対する明白な違反」と指摘。 これに対し、ハマスの軍事部門カッサム旅団は、イスラエルによる停戦違反を理由に、28日に予定されていた人質の遺体引き渡しを延期すると発表した。