▽プーチン氏と米特使の会談「真に友好的」=ロシア大統領補佐官<ロイター日本語版>2025年12月6日午前 7:26 GMT+9

プーチン氏と米特使の会談「真に友好的」=ロシア大統領補佐官

[5日 ロイター] – ロシア大統領府(クレムリン)のウシャコフ補佐官によると、プーチン大統領とトランプ米政権のウィットコフ中東担当特使は2日のモスクワでの会談で相互理解を深めた。両氏の関係は「真に友好的なもの」になったとの認識を示した。ロシア国営テレビで語った。

ウシャコフ氏は会談の雰囲気は「建設的かつ友好的だった」と言及。プーチン大統領はウィットコフ氏をよく知っており、「言葉にしなくても互いを理解し合っている」と述べた。

また、会談にトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が出席したことで、会談に体系的な要素が加わったとし、クシュナー氏の参加は「極めて時宜を得たものだった」とした。

こうした中、ウィットコフ氏は4日、フロリダでウクライナのウメロフ国家安全保障・国防会議書記と会談。翌5日にも再び会談が予定されていると事情に詳しい関係筋が明らかにした。

この会談にクシュナー氏が参加したかどうかについては、現時点では明らかになっていない。

▽EUとG7、ロ産原油の海上輸送禁止を検討 価格上限措置から強化<ロイター日本語版>2025年12月6日午前 5:33 GMT+9

EUとG7、ロ産原油の海上輸送禁止を検討 価格上限措置から強化

[ブリュッセル/ロンドン/オタワ 5日 ロイター] – 欧州連合(EU)と主要7カ国(G7)が、ロシア産原油輸出への価格上限措置から海運輸送の全面禁止へと対応策を強化する協議を進めていると、関係者6人が明らかにした。ロシアのウクライナ侵攻の資金源となっている石油収入を減らす狙い。うち3人によると、海上輸送の禁止措置は、2026年早期に予定されるEUの対ロ制裁パッケージの一部となる可能性がある。2人は、EUは禁止措置をパッケージとして提案する前に、G7の合意を得たい意向だとしている。

ロシアは石油輸出の3分の1以上を、西側のタンカーで輸送している。禁止措置により、EUに加盟するギリシャやキプロス、マルタなどが保有する船隊を通じた取引ができなくなる。残りの約3分の2は、西側の監視外で活動する「影の船団」として知られるタンカーで輸出されている。G7とEUが海運サービスを禁止すれば、ロシアはこうした船団を拡大する必要に迫られ、負担増につながるとみられる。

英国と米国の当局者が、G7の事務レベル協議でこの案を推進している。関係者4人によると、米国はウクライナ和平交渉を踏まえ、どのような圧力手段を選ぶかを最終判断することになる。

G7とEUは22年以降、ロシア産石油の輸入をほぼ完全に停止している。新たな措置では、輸入だけでなく、海上輸送でもロシア産の原油などの取引をほぼ全面的に禁止することになる見込み。

トランプ政権はこれまで価格上限に否定的で、英国やEU、カナダが25年9月に原油価格上限を1バレル当たり60ドルから47.6ドルへの引き下げに合意した際には、支持しなかった。

▽ロ「米の回答待ち」、首脳会談の予定なし ウが拒否なら作戦継続<ロイター日本語版>2025年12月6日午前 1:08 GMT+9

ロ「米の回答待ち」、首脳会談の予定なし ウが拒否なら作戦継続

[モスクワ 5日 ロイター] – ロシア大統領府(クレムリン)のウシャコフ補佐官は5日、今週モスクワで行われたプーチン大統領と米特使らとの会談を踏まえた米国側の反応を待っていると明らかにした。ロシア通信(RIA)が報じた。

ウシャコフ補佐官によると、現時点でプーチン大統領とトランプ米大統領による電話会談の予定はなく、米政権のウィットコフ中東担当特使との新たな会談の日程も決まっていないという。

またタス通信によると、ペスコフ報道官は、ウクライナが紛争の解決を拒否すれば、ロシアはウクライナでの軍事作戦を継続すると言明した。