▽イスラエルとシリア、米仲介協議で連絡の仕組み設置巡り合意<ロイター日本語版>2026年1月7日午前 8:56 GMT+9
[ベイルート/エルサレム 6日 ロイター] – イスラエルとシリアは米国が仲介してパリで開いた協議で、安全保障、情報、商業問題を巡り両国が調整するための連絡の仕組みを設置することで合意した。3カ国が米国務省を通じて6日発表した共同声明で明らかにした。
米国務省の声明によると、両国はこの連絡の仕組みを米国の監督下で活用し、「情報共有、軍事的な緊張の緩和、外交的な関与、商業機会について即時的かつ継続的な調整を促す」としている。
しかしシリア当局者はロイターに、イスラエルが2024年のアサド前大統領の失脚後に占領したシリア領土からのイスラエル軍撤退について、拘束力がある明確な工程表が示されない限り、イスラエルとの協議で「戦略的な案件」を前進させることはできない可能性を示唆した。
匿名を条件に語ったこのシリア当局者によると、5日と6日にパリで開かれた今回の協議はイスラエルのシリアに対する軍事活動を全て停止するための取り組みをもって終了したという。
イスラエルが対シリア軍事活動の停止に同意したかどうかについて、すぐにコメントを得られなかった。ネタニヤフ首相府は協議で安全保障問題と両国の経済協力に焦点を当てたと述べた。
シリアはイスラエル軍がアサド前政権の崩壊以前の位置まで撤退するよう求めており、主権を保障して内政干渉を防ぐ相互的な安全保障の枠組みの構築を望んでいる。
▽イラン抗議活動で25人死亡、拡大の様相=人権団体<ロイター日本語版>2026年1月7日午前 3:11 GMT+9

[ドバイ 6日 ロイター] – イランの通貨安や物価高騰への不満から首都テヘランで始まった抗議活動は6日、開始から9日目を迎えた。イランのファルス通信によると、市場(バザール)で店主らの抗議が続き、約150人が経済の改善を訴えた。抗議活動は西部、南部の都市へと拡大しており、抗議内容も広がりつつある。
クルド系の人権団体「ヘンガウ」によると、これまでの抗議活動による死者は25人で、うち4人は18歳未満。1000人以上が逮捕されたという。また、人権活動家ネットワーク「HRANA」は5日時点で、死者は少なくとも29人で、うち2人は治安関係者。1203人が逮捕されたことも明らかにした。
一方、イラン当局は抗議活動により、少なくとも治安関係者2人が死亡し、十数名が負傷したと明らかにした。経済への抗議は容認するものの、外国勢力とつながりのあるネットワークがデモをあおっていると非難しており、警察幹部は「最後の一人まで暴徒を取り締まる」と強調した。
イランのペゼシュキアン大統領は金融システム安定化と購買力保護に向けた改革を掲げ、政府は補助金改革を発表している。輸入業者向けの優遇為替レートを廃止し、国民の生活必需品の購買力を高めるための措置が10日発効する予定だ。
今回の抗議活動は、全土で展開された2022-23年と比べて規模では及んでいないが、一部のデモ参加者からは指導者に対する抗議の声も出ているとされる。ファルス通信によると、6日のテヘランでの商店主らの集りは、警察の展開を拡大させずに終了したという。
トランプ米大統領は2日、イラン当局が暴力的に鎮圧すれば介入する意向を表明。一方、国際的な圧力に対し、イランの最高指導者ハメネイ師は「屈服しない」としている。
イランの通貨リアルは抗議開始以来、約4%下落している。
