▽ゼレンスキー氏「米は対ロ圧力強化を」、停戦実現なら選挙可能<ロイター日本語版>2026年2月12日午前 6:41 GMT+9

Yuliia DysaMax HunderTom SimsTom Balmforth

ゼレンスキー氏「米は対ロ圧力強化を」、停戦実現なら選挙可能

[キーウ 11日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、米国が夏までにロシア・ウクライナ戦争を終結させたい場合、ロシアに対する圧力を一段と強める必要があると述べた。また、ウクライナ大統領選と和平合意案に関する国民投票を実施する計画が2月24日に発表されるという英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の報道を否定した。

ゼレンスキー氏は「夏までに和平合意をまとめられるかはウクライナだけでなく、米国にもかかっている。米国はロシアに圧力をかけなければならない。他に方法はない」と述べた。ゼレンスキー氏はこれまで、米国は6月までの戦争終結を望んでいると述べている。

こうした中、フィナンシャル・タイムズは11日、欧州当局者の話として、ゼレンスキー大統領が大統領選挙と国民投票を実施する計画を2月24日に発表すると報道。2月24日はロシアによるウクライナ全面侵攻開始からちょうど4年に当たる。

ゼレンスキー氏は通信アプリ「ワッツアップ」を通した記者向けブリーフィングで、米国と他の西側同盟国によるウクライナに対する適切な「安全の保証」が提供されれば、ウクライナは選挙を実施すると説明。選挙実施などについて2月24日に発表するという報道について「そのような話は今回初めて聞いた」とし、「選挙を前倒しして実施する目的や適切な手続きがあったとしても、そのような日付を選んで政治の話をするのは愚かしい。第一に安全の保証、政治はその次になる」と語った。

ウクライナとロシアは今年に入り、2回にわたり米国の仲介による高官協議をアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで実施したが、和平に向けた打開策は得られていない。複数の関係筋はロイターに対し、米当局が16─17日に米フロリダ州マイアミで3カ国による次回の協議の実施を提案したと明らかにしている。

米ホワイトハウスは次回協議の日程についてコメントを控えているが、ゼレンスキー氏はウクライナは協議に参加する用意があると表明。ロシア大統領府は次回の協議は近く実施されるとの見通しを示しながらも、日程はまだ決まっていないとしている。