▽イラン、中国製の超音速対艦ミサイル購入で合意間近<ロイター日本語版>2026年2月24日午後 7:50 GMT+9

Gavin FinchParisa HafeziJohn Irish

イラン、中国製の超音速対艦ミサイル購入で合意間近

[ロンドン 24日 ロイター] – 事情に詳しい6人の関係者によると、イランは中国から対艦巡航ミサイルを購入する契約で合意に近づいている。米国が大規模な海軍部隊をイラン沿岸近くに展開する中での動きとなる。

関係筋によると、中国製の超音速ミサイル「CM-302」の売却交渉は最終段階にあるが、引き渡し時期についてはまだ合意に至っていない。

同ミサイルは射程約290キロメートルで、低空を高速で飛行することで艦船の防御網を回避する設計となっている。兵器の専門家2人は、同ミサイルの配備はイランの攻撃能力を大幅に強化し、同地域の米海軍部隊にとって大きな脅威になると指摘する。

中国との交渉は少なくとも2年前に始まり、昨年6月のイスラエルとイランによる12日間の戦闘後に急速に進展した。

イスラエルの元情報当局者で、現在はシンクタンク「国家安全保障研究所」のイラン上級研究員を務めるダニー・シトリノビッチ氏は「イランが超音速で艦船を攻撃する能力を持てば、情勢を一変させる」とし「迎撃は非常に難しい」と指摘した。

ロイターは、取引対象のミサイル数や支払額、緊張が高まる中で中国が最終的に契約を履行するかどうかを確認できていない。

イラン外務省高官はロイターに対し「イランは同盟国と軍事・安全保障協定を結んでおり、今はこれを活用する適切な時期だ」と述べた。

CM-302は、中国からイランに供与される兵器としては最先端級となる見通しで、2006年に初めて導入された国連の武器禁輸措置に反する可能性がある。同制裁は2015年の核合意で停止されたが、昨年9月に再発動された。

関係者によると、イランはこのほか、中国製の携帯式地対空ミサイル、対弾道ミサイル兵器、対衛星兵器の調達についても協議している。

中国、イラン、ロシアは毎年、合同海軍演習を実施している。

▽イラン外相、外交優先なら米との合意可能 公正な早期合意に意欲<ロイター日本語版>2026年2月25日午前 1:29 GMT+9

イラン、米との合意へ必要な措置講じる用意 攻撃は「賭け」と警告

[ ドバイ/カイロ 24日 ロイター] – イランのアラグチ外相は24日、米国との合意は「手の届く範囲にある」としつつも、「外交が優先される場合に限る」という認識を示した。

26日に米国との核開発を巡る第3回協議を控え、アラグチ外相はXへの投稿で「イランは可能な限り短期間に公正かつ公平な合意を達成する決意で、ジュネーブでの米国との協議を再開する」と述べた。

これに先立ち、イランのラバンチ外務次官は、米国との合意に達するため必要なあらゆる措置を講じる用意があると述べた。米国によるイランに対するいかなる攻撃も極めて危険な「賭け」だという見方を示した上で、イランは可能な限り早期に米国と合意に達する用意があると述べた。