Arsheeya BajwaStephen Nellis

エヌビディア、第1四半期売上高見通し780億ドル 予想上回る

[25日 ロイター] – 米半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは25日、第1・四半期(2─4月)の売上高が780億ドル(プラスマイナス2%)になるという見通しを示し、市場予想を上回った。ハイテク大手による同社製人工知能(AI)半導体への支出が続くと見込んだ。

LSEGがまとめたアナリスト予想は726億ドルだった。株価は時間外取引で3%超上昇した。

同社は今後数四半期以降の需要を満たす在庫と生産能力を確保していると述べ、半導体受託製造大手の台湾積体電路製造(TSMC)における供給逼迫が成長の妨げになっているとの懸念払拭に努めた。ただ、供給不足はゲーム機向け事業に影響を及ぼす見通しだと述べた。

コレット・クレス最高財務責任者(CFO)はアナリスト会見で、10月に示した5000億ドルという2026年の収益パイプラインを上回る売上高の伸びを見込んでいると述べた。ただ、26年の各四半期に成長が見込まれると述べるにとどまり、具体的な時期などは示さなかった。

ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は発表文で「顧客はAIコンピューティングへの投資を急いでいる。これはAI産業革命と将来の成長を支える工場だ」と述べた。

第4・四半期(2025年11月―26年1月)の売上高は681億3000万ドルで、アナリスト予想の662億1000万ドルを上回った。調整後の1株利益は1.62ドル。予想は1.53ドルだった。

テックナリシス・リサーチのチーフアナリスト、ボブ・オドネル氏は「エヌビディアの最新の決算と業績見通しから、AI減速の懸念がまだ表れていないのは明らかだ」と指摘。「データセンター収益はハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)最大手以外にも分散しており、より多くの場所に成長機会がまだあることを示している」と述べた。

同社は第1・四半期の見通しについて、中国へのデータセンター向け半導体販売で見込まれる売り上げは含まれていないと説明した。ただ、AI向け半導体「H200」を中国の顧客に「少量」出荷するライセンスを米政府から今月取得したと明らかにした。

また、非GAAP財務指標に株式報酬費用を含めると表明。ハイテク企業がトップクラスのAIエンジニアや研究者を巡って争奪戦を繰り広げる中、業界全体の傾向とは異なる動きだ。

「株式報酬はワールドクラスの人材を引き付け維持するためのエヌビディア報酬制度の基盤的要素」としている。