▽イラン当局がNHK支局長拘束か、米団体が解放要求<ロイター日本語版>2026年2月27日午前 1:20 GMT+9

イラン当局がNHK支局長拘束か、米団体が解放要求

[26日 ロイター] – 米国の非営利団体(NPO)ジャーナリスト保護委員会(CPJ)は26日、情報筋の話として、イラン当局がNHKの川島進之介テヘラン支局長を拘束したと発表し、即時解放を求めた。

CPJによると、川島氏は1月20日、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)によって拘束された後、今月23日にテヘランのエビン刑務所に移送された。

CPJの地域ディレクターは「独立した報道を沈黙させるイラン当局の意図的な動き」と非難した。

尾崎正直官房副長官は25日の記者会見で、日本人がテヘランで1月20日に当局に拘束されたと確認し、イラン側に早期解放を求めていると明らかにした。

▽米イラン核協議で進展、合意になお隔たり 来週に実務者会合へ<ロイター日本語版>2026年2月26日午後 11:52 GMT+9

Parisa HafeziOlivia Le Poidevin

米イラン3回目核協議、「合意枠組み」の可能性 依然隔たり

[ジュネーブ 26日 ロイター] – 米国とイランは26日、スイス・ジュネーブで3回目となる核協議を行った。協議終了後、仲介役を務めるオマーンのバドル外相は「大きな進展が得られた」という認識を示しつつも、両国が合意を得るための最大の障害を乗り越えたとは明言しなかった。イランのアラグチ外相によると、1週間以内にも次回協議が開催される見通し。

アラグチ外相はイラン国営テレビに対し、これまでに米国と行った交渉で「最も真剣な協議の一つだった」と語った。さらに「いくつかの問題では合意に達したが、他のいくつかの点については相違がある」とし、イラン側は制裁解除などについて明確な要求を示したと明らかにした。

また、両国の代表が協議の結果を持ち帰り、それぞれの政府と協議する必要があるとし、テクニカルな問題を巡る実務レベルでの協議が来週ウィーンで開始されると明らかにした。

米交渉団は現時点で協議を巡るコメントを出していないが、米ニュースサイトのアクシオスは、米高官が「ポジティブだった」という認識を示したと報じた。

米メディア「MS NOW」は26日夜、バドル氏が27日にワシントンでバンス副大統領ら米当局者と協議を行うと伝えた。ホワイトハウスと在ワシントンのオマーン大使館からコメントは得られていない。

26日の会談は、アラグチ外相と米政権のウィットコフ中東担当特使、ジャレッド・クシュナー特使が午前中に約3時間にわたり、オマーンの仲介を通じて間接協議を実施。その後休憩をはさみ、午後も協議を継続した。

イラン高官はロイターに対し、米国が「核問題と非核問題」を切り離せば、両国が「合意の枠組みに達する可能性がある」と語っていた。また、協議は「激しく真剣なもの」と説明。さらに、イラン政府との協議を要する新たな案が浮上したとした上で、依然として「一定の隔たりが残る」と述べていた。

一方、アクシオスは、ウィットコフ氏とクシュナー氏が午前の協議でイラン側から聞いた内容に失望したと報じていた。

オマーンは、米国側はイランの弾道ミサイル計画を懸念しているものの、この日の協議で「前向きで創造的な考え」を交換しており、さらなる進展を遂げるだろうと期待感を示していた。