
[27日 ロイター] – ビル・クリントン元米大統領は27日、下院監視委員会での非公開証言で、少女買春などの罪で起訴され自殺した米富豪ジェフリー・エプスタイン氏の犯罪について「全く知らなかった」と述べ、関与を全面的に否定した。 クリントン氏は同委への声明で、「限られたやり取りの中で、何が実際に起きていたかを示すものは一切目撃しなかった」としたほか、エプスタイン氏と時間を過ごした際、「ためらうようなことは何もなかった」と述べた。
また、 エプスタイン氏の犯罪行為を知っていれば、同氏の飛行機には乗らなかっただろうし、通報していたという認識を示し、「私は何も見ていないし、間違ったことはしていない」と強調した。
妻のヒラリー・クリントン元米国務長官も26日に行った非公開証言で、エプスタイン氏の犯罪行為について共有できる「情報は何もない」と述べていた。
下院監視委のカマー委員長(共和、ケンタッキー州選出)によると、ヒラリー氏の証言の動画は早ければ27日に公表される見通し。カマー氏は繰り返し、クリントン夫妻に不正行為の容疑がかけられているわけではないと強調している。
エプスタイン氏に関連する文書にはトランプ大統領も頻繁に登場。民主党は、少女だった当時にトランプ氏から性的虐待を受けたと訴える女性に関する記録をトランプ政権下の司法省が開示していないと非難している。
ジェームス・ウォーキンショー下院議員(民主、バージニア州選出)は「クリントン氏がここで証言したことは、カーマー委員長の調査に『ドナルド・トランプ級』の巨大な欠落があることを浮き彫りにしている」と述べた。
トランプ氏はホワイトハウスで記者団に対し「ビル・クリントン氏が追及されるのを見るのは好きではない」と同情。ただ「彼らは間違いなく私に対してもっと激しく仕掛けてきた」とも述べた。