- イランには近隣諸国を攻撃する意図はない-ペゼシュキアン大統領
- 大統領の演説中、バーレーンとカタールでサイレンやミサイル警報

Arsalan Shahla、Kateryna Kadabashy、Leen Al-Rashdan
イランのペゼシュキアン大統領は、同国を攻撃していない国に対しては攻撃を行わないよう軍に指示したと述べた。ただ、アラブ首長国連邦(UAE)やサウジアラビアなどへの飛翔体の発射は続いている。
ペゼシュキアン大統領は7日の演説で、イランの暫定指導評議会が前日にこの決定を下したと説明した。だが、イラン軍がペルシャ湾岸のアラブ諸国への攻撃を弱める兆しは見られていない。これらの国はいずれも、米国とイスラエルによるイラン空爆には加わっていない。
イラン軍は「近隣諸国から攻撃を受けない限り、攻撃やミサイル発射を行わないよう」指示を受けていると、ペゼシュキアン大統領は述べた。また「イランから攻撃を受けた」近隣諸国に謝罪した。
さらに「われわれには近隣諸国を攻撃する意図はない」とし、そうした国々は「われわれの兄弟」だと語った。
ペゼシュキアン氏の演説中、バーレーンとカタールではサイレンが鳴り、ミサイル警報が発令された。ドバイでは、複数の飛翔体の飛来によりエミレーツ航空の業務に影響が生じ、同社は運航を一時停止した。
サウジアラビアは、シャイバ油田に向かっていたドローン(無人機)をルブアルハリ砂漠で迎撃したと発表した。同油田の原油生産能力は日量100万バレル。
湾岸諸国はイランに対し、自国への報復を控えるよう求めている。サウジアラビアやUAE、カタールは、米国やイスラエルがイランへの攻撃に自国の領空や領土を使用することは認められないと表明している。
ペゼシュキアン大統領は「近隣諸国と戦うのではなく、外交を通じてこの状況を解決しなければならない」と発言。「われわれが無条件降伏するという考えは、彼らが墓場まで持っていくべき夢に過ぎない」と語った。
イラン軍司令部は7日遅くの声明で、同国は近隣諸国を尊重しており、軍事行動はそれらの国々を標的にしていないと表明した。また、イランの作戦は陸上、海上、地域の空域にある米国およびイスラエルの資産に焦点を合わせていると付け加えた。半国営タスニム通信が伝えた。
原題:Iran President Says Forces Told Not to Attack Nearby States (1)(抜粋)