トランプ氏、イランが民主国家にならなくても構わず CNNインタビュー

(CNN) トランプ米大統領は6日、CNNのインタビューでイラン指導部は「無力化された」と述べ、米国とイスラエルを適切に扱う新たな指導者を探していることを明らかにした。それが宗教指導者であって、民主国家にならなくても構わないとしている。

トランプ氏はCNNに「イランは1週間前と同じ国ではない。1週間前は強力だったが、今は間違いなく無力化された」と語った。電話インタビューは短いながら幅広い内容となった。

トランプ氏は電話の中で、キューバが「まもなく」陥落するとの見通しも示した。

トランプ氏はイランの新指導者は簡単に選べると自信を示し、自らも関与する必要があると表明。米国が今年初めにマドゥロ大統領の身柄を拘束し、副大統領を権力の座に就けたベネズエラの例にまたしてもなぞらえた。

トランプ氏はベネズエラのロドリゲス大統領代行に言及して、「非常に簡単に事が進むだろう。ベネズエラと同じようにうまくいく。ベネズエラには素晴らしい指導者がいて、彼女は素晴らしい仕事をしている。ベネズエラと同様にうまくいくだろう」と述べた。

トランプ氏はまた、イランを治めるのが宗教指導者であっても構わないとの考えを示した。「そうかもしれない。誰かによる。私は宗教指導者であっても気にならない。多くの宗教指導者と仕事をしているが、彼らは素晴らしい」としている。

イランが民主国家になる必要性に固執しているかと問われると、「いや、私が言っているのは、公平かつ公正な指導者であればいいということだ。良い仕事をして、米国やイスラエル、中東の他の国を適切に扱う人物。皆われわれのパートナーだ」と答えた。

さらに中東諸国との関係を誇示し、「われわれのために戦ってくれている」と主張した。

対イラン作戦の出来については「10点満点中12点、15点かもしれない」と称賛しつつ、ガソリン価格の上昇を懸念していないことを示唆した。

「問題ない。短期的なものだろう。すぐに大きく下がる」と述べ、物価の大幅な上昇を重大視しない姿勢を示す一方、ホルムズ海峡対策については「すでに考えてある」と明かした。

「我々はイランの海軍をたたいた。海軍をたたけば、彼らは望んでいたことができなくなる。海軍はほぼ、25隻ほど破壊した。想像できるか? 大型艦だ。25隻が使用不能になった」とも語った。

キューバはまもなく「陥落」と示唆

これとは別に、トランプ氏はCNNに対し、キューバは「まもなく陥落する」との認識を示した。

トランプ氏は第2期政権における米軍の成果を強調した際、「ところでこれは別の話だが、キューバもまもなく陥落する。彼らは取引を非常に強く望んでいる」と言及した。

そのうえで「取引したがっているので、マルコ(ルビオ国務長官)を派遣して、どうなるか様子を見るつもりだ。今はこの問題に集中している。時間は十分あるが、50年の時を経てキューバは準備ができている」と言い添え、現時点での優先事項はイランだと説明した。

キューバについてさらに、「私は50年間キューバを注視してきた。私のおかげで、膝(ひざ)元に転がり込んできた」「我々は非常にうまくやっている」と続けた。

CNNはキューバ大統領府にコメントを求めている。

トランプ氏は前日にホワイトハウスで、米国に住むキューバ系の人々が母国に戻れるようになるのは「時間の問題だ」と発言していた。イランとの戦争の次に政権が取り組む課題はキューバだとの考えを示したものとみられる。

トランプ氏は同日、ルビオ国務長官に言及して「彼は仕事をこなしている。次は例の特別なキューバ問題に取り組みたい」「彼は待っているが、『まずこの件を終わらせよう』と言っている。すべて同時にやることもできるが、そうすると問題が起きる。様々な国を長年観察していると、あまりに早くすべてをやり過ぎると問題が起きる」などと述べた。