• 先月のローン売却、「隠れた経済的条件やディスカウントはない」
  • パッカー氏、ローン売却で多くの質問が寄せられていることを認めた
ブルー・アウルが入るビル
ブルー・アウルが入るビルPhotographer: Bing Guan/Bloomberg

Esteban DuarteDavide ScigliuzzoSilas Brown

オルタナティブ資産運用会社の米ブルー・アウル・キャピタルは、3本のファンドから先月売却した14億ドル(約2220億円)相当のローン債権について、保証や隠れたインセンティブは含まれていないと強調した。プライベートクレジット市場の先行きをめぐる見方が揺らぐなか、同社は市場の調整を見込む投資家の主要な標的となっている。

  ブルー・アウルのクレイグ・パッカー共同社長は先週、投資家向けに行われた非公開の電話会議で、同社と取引した4機関はいずれも対等な立場で取引し、独自にデューデリジェンス(資産査定)を実施した上で同一条件でローンを購入し、ブルー・アウルからの特別な保証は受けていないと述べた。

  事情に詳しい関係者によると、パッカー氏は、いずれの買い手も同時に、ほぼ同規模の資産を同じ価格で購入したと説明し、「隠れた経済的条件やディスカウントはない」と述べた。

  パッカー氏は、ブルー・アウルは買い手側口座への投資の裁量権を持たず、売却に際して保証も提供していないと述べた。関係者によると、同氏は買い手の間に優先もしくは劣後の関係を設けるトランシェも存在しないと説明した。

  このローン売却には厳しい目が向けられており、パッカー氏は多くの質問が寄せられていることを認めた。電話会議には、ブルー・アウルの共同創業者ダグ・オストロバー氏と、機関投資家向け資本部門のグローバル責任者ジェームズ・クラーク氏も出席した。

  ブルー・アウルは買い手が守秘を求めたとして、特定することを避けているが、ブルームバーグは先日、シカゴに本拠を置く保険会社クヴァレのほか、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)、オンタリオ州公務員年金基金(OMERS)、ブリティッシュ・コロンビア州投資公社(BCI)が買い手だと報じた。 

  ブルー・アウルの広報担当者はコメントを控えた

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原題:Blue Owl Tells Investors Its Loan Sale Had No Hidden Incentives(抜粋)