Maayan Lubell, Alexander Cornwell, Idrees Ali

[テルアビブ/エルサレム/ワシントン 21日 ロイター] – イスラエル軍は21日、イラン軍が初めて長距離ミサイルを発射したと明らかにした。イスラエルの核施設から近い場所では、イランによる攻撃で数十人が負傷した。
ザミール参謀総長は、イランがインド洋にある米英の軍事基地ディエゴガルシアに向けて射程4000キロの弾道ミサイル2発を発射したと述べた。
イランが今回の紛争で長距離ミサイルを使用したのは初めてという。
ザミール氏は声明で「これらのミサイルはイスラエル攻撃を意図したものではない。その射程は欧州の首都にまで達しており、ベルリン、パリ、ローマはいずれも直接的な脅威の範囲内にある」と述べた。
英国防省の関係者はこの攻撃について、英政府が20日に米国に対し、イランのミサイル基地への攻撃を行うために英国の軍事基地を使用することを明確に承認する前に発生したと述べた。
一方、21日夜には、イランのミサイルがイスラエル南部のディモナとアラドの各都市を襲い、子どもを含む数十人が負傷した。
イランの「イスラム革命防衛隊」は22日未明、イスラエル南部の「軍事施設」と治安センターを標的としたと表明した。
イスラエルの核施設はディモナの南東約13キロにある。また、両都市は国内最大級のネバティム空軍基地を含む複数の軍事施設の近くに位置している。
アラドへの攻撃を受け、イスラエルのネタニヤフ首相は声明で「われわれの未来をかけた戦いにおいて、今夜は非常に厳しい夜となった」と指摘。「われわれはあらゆる戦線で敵への攻撃を継続する決意だ」と述べた。

<イランの核施設が攻撃受ける>
イランのメディアによると、米・イスラエル軍は21日午前、ナタンズのシャヒード・アフマディ・ロシャン濃縮施設を攻撃。専門家は放射性物質の漏えいは確認されておらず、近隣住民に危険はないとしている。
イスラエルはこのような攻撃について把握していないと主張。国際原子力機関(IAEA)は調査していると表明した。
イランはまた、アラブ首長国連邦(UAE)とクウェートの米軍基地に対し、ドローン(無人機)を発射したと発表。サウジアラビアは21日、イランの駐在武官と他の外交官4人に対し、「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」として国外退去を命じた。

共同通信によると、イランのアラグチ外相が20日、電話インタビューに応じ、ホルムズ海峡について、日本関係船舶の通過を認める用意があると明らかにした。