
[27日 ロイター] – ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、訪問先のサウジアラビアでムハンマド皇太子と会談した。これに先立ち、サウジと今後の技術協力や投資の基盤となる防衛協力の枠組みで合意したと明らかにした。通信アプリのテレグラムに「専門的な知識や技術をサウジと共有し、人命保護の強化のため協力する用意がある」とし「双方に有益な協力となる」と投稿した。
ロシアによるウクライナ侵攻が5年目に入る中、支援強化につなげる狙い。米紙ワシントン・ポストが、イランとの交戦により米国がウクライナ向けの供給を中東へ振り向けることを検討していると報じるなど、イラン交戦を受けて米国からの軍事支援を巡って不透明感が高まっている。
ウクライナ大統領府が27日に公開した動画によると、ゼレンスキー氏はサウジでウクライナ軍の専門家グループと面会した。防空専門家や保安局(SBU)のメンバーで構成され、サウジ当局者と会合を開いたほか、実践的な防空のノウハウを共有する準備を進めているという。
ウクライナは今月、ドローン(無人機)攻撃対策支援のため、220人以上の専門家を中東諸国に派遣。ゼレンスキー氏によると、支援提供の見返りとして資金と技術を求めている。ドローンは対ロシア戦闘で主要な武器となっている。ゼレンスキー氏は今週、ロイターとのインタビューで、資金が確保されれば、ウクライナは1日当たり約2000機の迎撃ドローンを生産できると述べている。