
[ワシントン 30日 ロイター] – 米ホワイトハウスは30日、キューバに対する米国の政策に変更はないとの考えを改めて示した。米制裁対象のロシア船籍タンカーが人道的理由によりキューバに燃料を輸送することを許可したことを背景に、こうした決定はケースバイケースで対応すると説明した。
ホワイトハウスのレビット報道官は記者団に対し「これは政策変更ではない。制裁政策に正式な変更はない」とした上で、「(トランプ)大統領が昨夜述べたように、われわれはキューバ国民への人道支援物資の提供を目的として、このタンカーがキューバに到着することを許可した」と説明。
その上で、米国は依然として、キューバに向かう米制裁政策に違反する船舶を、法的に適用可能な場合には拿捕(だほ)する権利を留保していると述べた。
ロシアは30日、人道支援として原油10万トンを積んだ石油タンカーがキューバに到着したと発表。これに先立ちトランプ大統領は29日、どの国がキューバに原油を送っても「問題はない」とし、同国への石油輸送に関して柔軟性を示唆した。
トランプ氏は1月、ベネズエラのマドゥロ大統領を拘束後、同国からキューバへの原油輸出を停止し、キューバに原油を供給する国に関税を課すと警告していた。