- WTI先物5月限は3%余り上昇して102.88ドルで終了
- トランプ氏はイランのエネルギーインフラ攻撃を示唆した

原油市場で30日、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が1バレル=100ドルを上回って取引を終えた。米国とイスラエルがイランを攻撃した後、終値でこの大台を超えたのは初めて。
WTI先物5月限は前週末比3.24ドル(3.25%)高の102.88ドルと、2022年7月以来の高値で引けた。
トランプ米大統領は中東での紛争終結に向けて合意に達する可能性があるとする一方、イランのエネルギーインフラを攻撃すると示唆した。
北海ブレント先物は変動の大きい展開で、5月限は21セント(0.2%)高の112.78ドルで終了。日中は小幅安に転じる場面もあった。ただ、5月限は31日に期限を迎える。中心限月の6月限は3日続伸で引けた。

米国・イスラエルとイランによる戦争が世界市場を混乱させ、ブレント原油は3月に入り、約60%急騰している。インフレ高進と成長鈍化が同時に起きるとの懸念が強まっている。
戦争は5週目に突入。先週の米政府による外交努力や、パキスタン仲介による和平協議に向けた動きにもかかわらず、事態が沈静化する兆しは見られない。
マーティン・ラッツ氏らモルガン・スタンレーのアナリストは「ホルムズ海峡が事実上封鎖されている影響は、戦争開始から4週間が経過し、石油市場全体に波及しつつある」と指摘。「累積的な供給損失は、最終需要市場にも影響を及ぼすほどの大きさになっている」と述べた。
原題:US Crude Oil Settles Above $100 for First Time Since 2022、Oil Rises as Trump Threatens Escalation in War If No Deal Soon(抜粋)