• トランプ氏の発言再び揺れる、日仏首脳が緊密な連携を確認
  • スペースXがIPO申請、イラン戦争の影、アンソロピック誤って公開
トランプ米大統領
トランプ米大統領Photographer: Graeme Sloan/Bloomberg

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。

再び発言揺れる

トランプ米大統領はホルムズ海峡が再開されない限り、イランとの停戦には応じない考えを示した。「イラン新体制の大統領」が米国に停戦を要請してきたとSNSに投稿。「ホルムズ海峡が開かれ、自由で安全な状態になれば検討する。それまではイランを壊滅的に攻撃し続ける」と述べた。一方、イラン側は「米大統領のばかげた言動」によってホルムズ海峡は再開されることはないと主張した。戦争終結の時期を巡り発言が揺れる中、トランプ氏は米東部時間午後9時(日本時間2日午前10時)からイラン情勢について国民向けにテレビ演説を行う。イランでの軍事的成果をアピールし、軍事作戦が2-3週間以内に終了する可能性を強調する見通しだ。

緊密に意思疎通

高市早苗首相はフランスのマクロン大統領と首脳会談を行い、事実上の封鎖が続くホルムズ海峡の安全確保などを議論。「ホルムズ海峡における航行の安全の確保、重要物資の安定供給や事態の早期沈静化の重要性を確認し、引き続き緊密に意思疎通していくことで一致した」と述べた。両首脳はさまざまな分野での協力推進を確認。特にレアアース(希土類)など重要鉱物の分野では協力を進めるためのロードマップ(行程表)に署名し、同分野での輸出規制について「深刻な懸念を共有」したと首相は述べた。

メガIPO案件の先陣か

イーロン・マスク氏が率いる宇宙開発会社スペースXは、非開示で新規株式公開(IPO)を申請した。過去最大級となる大型上場に一歩近づいた。匿名を条件に語った関係者によると、同社はIPO登録申請書の草案を米証券取引委員会(SEC)に提出した。これにより、6月の上場が視野に入る。実現すれば、同じくIPOを検討している人工知能(AI)開発企業のオープンAIやアンソロピックに先立ち、スペースXがメガIPO案件の皮切りとなる公算が大きい。関係者はこれまで、スペースXがIPOにおいて1兆7500億ドル(約280兆円)超の企業価値を目指す可能性があると述べている。

米指標に戦争の影

3月の米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数は52.7と、2022年以来の高水準となった。一方で、仕入れ価格と入荷遅延の両指数はいずれも2022年以来の高水準となり、イラン戦争に伴う貿易混乱の影響を反映している可能性が高い。2月の米小売売上高は前月比0.6%増と、予想を上回る伸び。幅広い分野で増加し、イラン戦争前の段階で個人消費が底堅く推移していたことを示した。3月の米民間雇用者数は前月比6万2000人増加。伸びは予想を上回り、労働市場が安定化しつつある可能性が示唆された。

誤って公開

米アンソロピックは、AIツール「Claude(クロード)」のソースコード(プログラムの設計図)を誤って公開したことを明らかにした。「機密性の高い顧客データや認証情報は一切関与しておらず、流出もしていない」としている。同社の手違いによる情報流出はここ1週間で2度目。フォーチュン誌は先週、同社が数千件のファイルを誤って一般に公開したと報じていた。今回は基本的なソースコードが流出したことを受け、同社のコーディングエージェントの仕組みに関する新たな知見が明らかになり、議論を呼んでいる。複数の専門家は想定外の流出を受け、潜在的なセキュリティー上の脆弱性に懸念を示している。

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