- イランと11日協議と米政権、米国との停戦合意破られたとガリバフ氏
- FOMC議事要旨、予測市場で再び疑問浮上、メタがクローズド型モデル

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。
ホルムズ通過わずか
ホワイトハウスは、米国がイランと、パキスタンの首都イスラマバードで直接協議を行うと発表した。初回協議は現地時間11日午前に実施される。米代表団はバンス副大統領が率い、ウィトコフ特使とトランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏も参加するという。一方、中東地域全体では散発的な戦闘が続き、イランによる湾岸諸国への攻撃も発生した。ホルムズ海峡は依然として事実上閉鎖された状態にあり、ブルームバーグがまとめたデータによると、8日に同海峡を通過してペルシャ湾から出た船はわずか3隻だった。
合意破られたと主張
イランのガリバフ国会議長は、米国との停戦合意は破られたと主張。停戦提案の3項目でこれまでに違反があったとXに投稿した。「交渉の実行可能な基盤」は交渉が始まる前から既に公然と、また明確に破られているとし、こうした状況下では、二国間での停戦や交渉は合理性を持たないと述べた。イスラエルはレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラとの間で続けている戦闘は今回の停戦合意に含まれないと主張し、8日もレバノン南部での攻撃を続けた。最近の作戦開始後、ヒズボラのインフラを標的とした最大規模の攻撃となった。
判断に苦慮
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(3月17-18日開催分)によると、イラン戦争勃発を受けた米経済の先行きについて、利下げもしくは利上げが必要になるという、大きく異なるシナリオを巡り、金融当局が判断に苦慮していたことが分かった。戦争がインフレを押し上げかねず、利上げの検討が必要になる可能性を会合後に明確に打ち出すべきだとの意見が増えていたことが明らかになった。一方、大部分の当局者は戦争が労働市場に悪影響を及ぼし、利下げが必要となる可能性を懸念していた。
予測市場で疑問再び
米国とイランの停戦合意が発表される前、予測市場プラットフォームのポリマーケットに停戦を予想する大量の賭け金が流入していた。流入額は1億7000万ドル(約270億円)に上り、地政学関連の賭けとしては同市場で過去最大規模に上った。内部情報を基に賭けている参加者がいるのではないかとの疑問が再び浮上している。野心に見合うインフラがまだ完成していない業界の問題もあらためて浮き彫りになった。ポリマーケットはコメントの要請に対し、現時点で回答していない。
メタが最新AIモデル
米メタ・プラットフォームズは最新の人工知能(AI)モデル「Muse Spark(ミューズ・スパーク)」を発表した。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が競合に対抗するため巨額を投じてAI組織の刷新に乗り出して以来、初のモデルとなる。Muse Sparkは、高額報酬で採用されたAI研究者らで構成する新組織「メタ・スーパーインテリジェンス・ラボ(MSL)」が開発。従来のオープンソース戦略から転換し、設計やコードを公開しないクローズド型を採用した。
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