• 駆逐艦2隻がホルムズ海峡を通過してペルシャ湾内で作業-米中央軍
  • 海峡通過はイラン側との調整がないまま行われた-アクシオス

Angela Cullen

米海軍の駆逐艦2隻が11日にホルムズ海峡を通過し、機雷除去の任務開始に向けた準備作業を行った。米中央軍が明らかにした。

  米中央軍がXに投稿した声明によれば、駆逐艦「フランク・E・ピーターソン」と「マイケル・マーフィー」が同海峡を通過してペルシャ湾で作業を行った。

  向こう数日で水中ドローン(無人機)などの米軍戦力が追加投入され、機雷除去のための作戦に加わるという。

  米中央軍のクーパー司令官は「本日、新たな航路の確立に向けたプロセスを開始した。この安全な航路を海運業界と近く共有し、商取引の自由な流れを促進したい」と述べた。

  2月28日の戦闘開始以降、イランはホルムズ海峡の支配を主張。それを受けて大半の商業船舶は事実上、航行を停止している。イランはペルシャ湾内およびその周辺で船舶への攻撃を散発的に行っており、機雷を敷設した可能性もある。

  アクシオスはこれに先立ち、米海軍の艦船数隻が11日にホルムズ海峡を通過したと、匿名の米当局者を引用して報じた。海峡通過はイラン側との調整がないまま行われたとしている。艦船は海峡を東から西へと通過してペルシャ湾内に入り、その後アラビア海へ戻ったという。

  一方、地域の情報当局者によると、米海軍のアーレイ・バーク級駆逐艦2隻が同日にホルムズ海峡の通過を試みたが、イラン革命防衛隊からの警告を受け、引き返しを余儀なくされた。イラン革命防衛隊は艦船に向けてドローンも発射したという。

  この事案はドバイ時間の正午ごろに発生したと同当局者は説明。機密事項であることを理由に匿名を条件に述べた。米中央軍の声明には、イランが米艦船を引き返させようとしたという記述はない。

  これとは別にイラン準国営のファルス通信は、アラブ首長国連邦(UAE)のフジャイラからホルムズ海峡に向かう米駆逐艦の動きをイラン軍が監視し、その内容をパキスタンを通じて米国側に伝達したと報じた。

  イランが標的にすると警告した後、米艦船は海峡から引き返したという。

原題:US Navy Ships Transit Hormuz Ahead of Mine-Clearing Mission (1)(抜粋)