- 中国のタンカー2隻とギリシャ船籍1隻、イラン産原油は積載せず
- 平時の原油輸送水準は依然として大きく下回っている

中国の超大型原油タンカー2隻が11日にホルムズ海峡を通航した。数時間前には、ギリシャ船籍のタンカーも同海峡を航行した。米国とイランの間で脆弱(ぜいじゃく)ながらも停戦合意が発表されて数日が経過し、原油輸送の大幅な持ち直しを示す動きが見られた。
戦争の影響で6週間前にホルムズ海峡の通航がほぼ停止した後、この日は同海峡を経由した原油輸送量が最も多い日となった。いずれの船舶もイラン産原油は積載しておらず、同国との明確かつ直接的な関係も確認されていない。

ホルムズ海峡の再開は世界の石油貿易にとって極めて重要だ。同海峡の事実上の封鎖により、世界市場では数百万バレル規模の供給が失われている。
ギリシャ船籍のタンカーはマレーシアのマラッカに向けて航行中の信号を発していた。マレーシアの現地メディアは10日、同国船の出航が認められたと報じた。マラッカはアジア各地に向かう船舶の中継地点でもある。
原油輸送の観点で今回の搬出は重要ではあるが、平時の水準は依然として大きく下回っている。
各船舶の運航会社に通常の営業時間外に問い合わせたが、回答は得られていない。
原題:Three Oil Supertankers Sail Through the Strait of Hormuz (3)(抜粋)