Photographer: Daniel Brenner/Bloomberg

米アルファベットが23日発表した1-3月(第1四半期)決算では、グーグルのデジタル広告事業が力強く伸びた一方、支出が急増したことが示された。

アルファベットの1-3月期の売上高はグーグルのサービス・広告で提携するパートナーへの支払い分を除いたベースで249億ドル(約2兆7000億円)となり、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の243億ドルを上回った。アルファベット株は時間外取引で一時大きく上昇した後、もみ合う展開。

同社は今四半期に複数の新たな指標を投資家に示した。ウーバーなど非公開株への大型投資の詳細を初めて開示し、株式投資で1-3月期に30億ドルの利益を計上したことを明らかにした。この投資収益が1株利益を3.40ドル押し上げ、それを除いた場合は9.93ドルだった。

大型の不動産投資や、グーグルのクラウドコンピューティングとハードウエア事業への投資を受け、アルファベットの設備投資はほぼ3倍の77億ドルに膨らんだ。

原題:Alphabet Sales Growth Tops Forecasts, While Spending Surges(抜粋)