[ロンドン/サンフランシスコ 5日 ロイター] – 英情報機関・政府通信本部(GCHQ)傘下の国家サイバーセキュリティーセンター(NCSC)は5日、悪意あるチップの埋め込みに関する報道を否定した米アップル(AAPL.O)やアマゾン・ドット・コム(AMZN.O)の調査を疑う根拠はないとする見解を明らかにした。

米誌ブルームバーグ・ビジネスウィークは4日、情報機関や企業関係者17人の発言とした上で、中国で組み立てられていた米国向けサーバーに中国の情報機関がチップを埋め込んでいたと伝えた。こうしたサーバーは企業約30社や複数の米政府機関で使用され、中国政府が内部のネットワークにアクセスする恐れがあったとされる。

NCSCは「報道を認識しているが、現段階ではアマゾンウェブサービス(AWS)やアップルによる詳細な調査を疑う根拠はない」と述べた。

その上で「NCSCはセキュリティー調査担当者と内密に連携するとともに、この報道に関して信頼できる情報の提供を呼び掛けている」と説明した。

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