16日に行われたサッカーの国際親善試合、日本対ウルグアイの試合をテレビで観戦した。ウルグアイは世界ランク5位、6月のロシアワールカップ(W杯)ではベスト8に進出した強豪である。そのウルグアイに日本は4−3で勝った。これで森保監督就任以来、国際試合は3戦全勝である。個人的にはここまでやるとは思っていなかっただけに、嬉しい誤算というかサプライズだった。試合内容も新たに選出された若手とW杯組が見事に融合して数多くのチャンスを作り出した。ミスもあったが久しぶりに躍動する日本代表の試合をみた。テレビで試合を追いながらワクワク感が全身に漲った。W杯の予選リーグも感動的だったが、新代表の試合運びはそれ以上の期待感に満ち溢れていた。何よりも若手の活躍が際立っていた。
今朝起きてこのニュースを読み漁った。各紙とも若手の躍動、W杯メンバーとの融合、森保監督の采配などを勝因として取り上げていた。一般紙、スポーツ紙の解説に異存はない。日刊スポーツは長友選手のコメントを取り上げていた。曰く「久しぶりに勢いのある日本代表を見た。ワクワクした」、長友も試合をしながらワクワクしていたのだ。「若手イケイケすぎてついて行くのに必死なおっさん。笑」と自虐ネタまで紹介している。中島翔哉(24歳)、 南野拓実(23歳)、堂安律(20歳)。いつの間にか若手が中心選手に育ってきた。若手のいいところは試合中常に前向きだったこと。追いつかれても追いつかれても次の得点に向かって戦う姿勢を見せ続けた。今までなら同点に追いつかれた途端に焦り始めるのが日本代表のイメージ。そんな雰囲気を彼らは微塵も感じさせなかった。
考えてみれば躍動する若手はサッカーだけではない。オセロの世界選手権では小学校の5年生である福地啓介さん(11歳)が優勝した。卓球の張本智和選手は15歳、将棋の藤井藤井聡太七段は16歳。卓球の伊藤美和選手と平野美宇選手はともに18歳。水泳や柔道、プロ野球、ウインタースポーツなど若手の活躍は数え上げたらきりがない。世界で活躍する若手の存在が相乗効果となって若者を刺激しているのだろう。こうした若手は常に前向きで臆するところがない。森保監督が若手に求めているのは、「(相手と)同じ目線で戦うこと」だという。臆することなく同じ目線で戦う、これが世界で活躍する若者の共通点だ。愚痴を言い、卑下してマイナス思考に徹する“おっさん”や“おばさん”はもういらない。32歳の長友は「俺の全盛期はこれから。そう信じてまだまだ挑戦する」と意欲を見せる。長友のメンタリティーは若者そのものだ。
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