米アップルはタブレット「iPad(アイパッド)」に関して2015年以来となる大幅アップグレードを行った。アイパッドはここ数年、売り上げが落ち込んでおり、アップグレードでてこ入れを図る。
アップルは30日、ニューヨークのブルックリンで開いた製品発表会で、新型「iPad Pro(アイパッド・プロ)」を発表。スクリーンのサイズは11インチと12.9インチの2つを用意し、最新「iPhone(アイフォーン)」の主要機能も搭載した。スクリーン周囲のベゼル(枠)は従来より幅が細くなり、全体におけるスクリーンの占有率が大きくなる。プロセッサーの処理速度は改善し、背面カメラの性能も向上、また端末のロック解除や支払い向けに顔認証機能を搭載した。
アイパッドの販売台数は2014年10-12月(第1四半期)の2600万台がピークで、昨年の10-12月期はその約半分にとどまった。
原題:Apple Revamps IPad With IPhone Features in Tablet Revival Effort(抜粋)