[国連 8日 ロイター] – 人道支援組織が申請した複数の対北朝鮮物資支援を巡り、国連の手続きが数カ月間にわたって宙に浮いたままとなっている。米国が再三、検討期間の延長を求めたためだ。ロイターが8日、入手した文書で分かった。

国連安保理は同日、ロシアの要請を受けて非公開で対北朝鮮制裁について話し合う予定だ。一部外交筋は、人道的な特例問題が提起されるとみている。

制裁の下、支援団体が北朝鮮に人道的な救援物資を送るため、例外適用を申請できるとされている。要請は安保理北朝鮮制裁委員会に行われる。

だが委員会の文書によると、米国に拠点を置く慈善団体や国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)などが8月と9月に行った申請について、米政府がさらなる検討時間を求めたため、依然として承認されていないという。