南海トラフ地震の防災対応を検討する政府・中央防災会議の作業部会が13日開かれ、大地震が短時間に続発する恐れがあることを踏まえた情報を気象庁が素早く発表する案が示された。最初にマグニチュード(M)7~8級の地震が起きてから数分後に、次の大地震が続発する可能性を調査し始めたとの情報を発表する。今後具体策を検討する。

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 南海トラフ沿いではM8級の大地震が東西どちらかで発生すると、残り半分の地域でも続発する可能性が高い。想定震源域内のどこかでM7級の地震が発生した場合は、続いてM8級以上の大地震が起きる可能性がある。

気象庁は昨年11月から、南海トラフ沿いでM7級以上の地震が起きた場合、約30分後に臨時の「南海トラフ地震関連情報」を発表し、次の大地震の可能性を調査し始めたと伝える仕組みを導入した。しかし、作業部会ではこの情報を急いで発表し、住民の避難準備を促すべきだとの意見があり、数分後とする案が示された。