- トランプ氏TV演説し国境訪問へ-ISM非製造業も予想下回る
- 米利上げ回数、金委員長が訪中か、離脱で110兆円超が移転も
「中国にとっても、米国にとっても受け入れられる合理的な解決策が得られる見込みは非常に高い」。ロス商務長官が米中の通商合意成立に楽観的な見方をCNBCに示しました。北京で始まった両国通商協議には習近平国家主席の経済ブレーン、劉鶴副首相も参加していたことが明らかになり、中国も摩擦解消に積極的なようです。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
プライムタイムに演説
トランプ米大統領は10日にメキシコとの国境を訪問する。ホワイトハウスのサンダース報道官は、トランプ氏が「国家安全保障と人道的危機の最前線に立つ人たちに会う」とツイッターで説明した。国境の壁建設費用を巡り、政府機関の一部閉鎖はなお続いている。大統領は国境訪問に先立つ米東部時間8日午後9時のプライムタイム(日本時間9日午前11時)に、この問題でテレビ演説をして自身の主張を訴える。
非製造業も予想に届かず
米供給管理協会(ISM)が発表した12月の非製造業総合景況指数は57.6と、5カ月ぶりの低水準。市場予想の中央値(58.5)も下回った。11月は60.7だった。新規受注は堅調さを維持したものの、景況感や雇用の指数が鈍った。先週発表された12月の米ISM製造業総合景況指数も、2008年10月以来の大幅低下と振るわなかった。
米利上げ、今年1回にすべきだ
アトランタ連銀のボスティック総裁は、2019年の米利上げ回数について1回にとどめるべきだとの考えを示した。地元のロータリークラブでの講演で同総裁は、米経済が予想より良くも悪くもなり得ると強調し、「予想外に好調なら、私の見通しは1回から2回に変わるだろう。予想外に低調なら1回からゼロになる」と語った。同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持たない。
金委員長を乗せた列車か
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が中国を訪問したと、韓国メディアが報じた。ハンギョレ新聞は7日深夜から8日未明にかけて中朝国境を越え、中国の習国家主席と4回目の首脳会談を開く予定だと報じた。聯合ニュースは北朝鮮高官が乗っているとみられる列車が中国側国境の丹東を通過したと、関係者の情報を基に伝えた。金委員長が乗車しているかどうかは確認していないという。
資産110兆円超
英国の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感を受け、銀行や保険会社、資産運用会社は合計で約8000億ポンド(約111兆円)相当の資産を英国からEU他地域に移す計画だ。アーンスト・アンド・ヤング(EY)の調査で明らかになった。EYは多くの企業が移管する資産の価値を公表していないため、見積額は実際より少ないかもしれないと指摘。ロンドンから他地域に移る業務は7000人分余りに上るとの試算も示した。
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