[ワシントン 17日 ロイター] – トランプ米大統領の元顧問弁護士で、選挙資金法違反や偽証罪などで禁錮刑の判決を受けたマイケル・コーエン氏は17日、トランプ大統領の「指示」を受け調査会社に金を支払い、オンライン世論調査のデータがトランプ氏に有利に働くよう操作させていたことを明らかにした。 

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、コーエン氏が2016年米大統領選前、トランプ氏の大統領選出馬に向けてデータ会社レッドフィンチ・ソリューションズに金を支払い、世論調査2件の結果を不正操作させたと報じた。 

コーエン氏はこの日、ツイッターへの投稿で報道を認め、「トランプ大統領の指示の下、トランプ氏のためにのみに行った」と説明。「ふさわしくない人間に盲目的な忠誠をささげたことを心から悔いている」と述べた。 

トランプ大統領の顧問弁護士、ジュリアーニ元ニューヨーク市長はロイターに対し、「トランプ大統領は世論調査の不正操作を認識していない」と述べた。