[ワシントン 28日 ロイター] – ムニューシン米財務長官は28日、今週30─31日に中国の劉鶴副首相が訪米して行われる米中通商協議で大きな進展を期待していると述べた。
米ホワイトハウスは、トランプ大統領が劉鶴副首相と31日に会談すると明らかにした。
ムニューシン長官は記者会見で、通商協議で合意する中国による改革の実行状況を検証する方策など「複雑な問題」の解決に米中が努めていると指摘。中国側はこうした検証の仕組みが必要だと認識していると述べた。
その上で、合意の実行のほか、知的財産権の保護、合弁企業の強制的な設立が主要な3つの議題だと明かした。
これまでのところ、協議には「重要な動き」があるとし、3月1日の合意期限までになお30日ほどあるとも述べた。