[ニューヨーク 28日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、週内に米連邦公開市場委員会(FOMC)と米中通商協議を控え新たなポジションをとることに慎重な姿勢が広がるなか、ドルは主要通貨に対しほぼ横ばいとなった。

米国ではこの日、35日間に及んだ政府機関の一部閉鎖がようやく解除され、安全資産としてのドルの需要が後退。バノックバーン・グローバルフォレックス(ニューヨーク)の首席市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は外為市場の動きについて「嵐の前の静けさと言える」としている。

主要6通貨に対するドル指数は一時95.673と、約2週間ぶりの低水準を付けたが、終盤の取引では0.04%低下の95.751となっている。

今週は連邦準備理事会(FRB)が29─30日にFOMCを開催。経済リスクが増大しているとの認識を示し、金融引き締めの休止を示唆すると予想されている。これに加え、同じ29─30日の日程で米中は通商協議を実施する。インベスコ(ニューヨーク)の世界市場ストラテジスト、クリスティナ・フーパー氏は「協議が継続されれば、市場ではプラスの動きとして受け止められる」としている。

中国人民元はオフショア取引で1ドル=6.7555元と、安定的に推移し
ている。 ユーロ/ドルは一時1.1444ドルと、約2週間ぶりの高値を更新。その後は0.20%高の1.1428ドルとなっている。英議会は29日にメイ首相の欧州連合(EU)離脱代替案を他の議員が提出した修正案とともに審議、採決するが、これを前にポジションを固める動きが出たことで、ユーロが対ドルで上昇した。

ドル/円 
      NY終値 109.34/109.37
始値 109.48
高値 109.52
安値 109.17
ユーロ/ドル 
NY終値 1.1433/1.1434
始値 1.1407
高値 1.1445
安値 1.1405