[ロンドン 16日 ロイター] – 英与党・保守党の議員で構成する「1922委員会」のグラハム・ブレイディ委員長は16日、メイ首相が6月上旬に退任時期を示す意向だと明らかにした。 

メイ氏はこれまで、欧州連合(EU)離脱協定案の議会承認後に退陣する考えを表明している。ただ党内からは、6月3日の週に予定される採決で離脱協定案が否決された場合、明確な退任時期を示すよう求める声が多い。協定案は過去3回否決されている。 

グラハム・ブレイディ委員長はメイ首相らとの会談後、「新たな党首選のタイムテーブルで合意するため、協定案採決後に首相と会談することで一致した」と述べた。会談は協定案の結果にかかわらず行われるという。 

メイ氏の後任を決める保守党党首選には、ボリス・ジョンソン前外相がこの日、立候補を表明した。