5月の米耐久財受注統計では、設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の受注が前月から持ち直し、4カ月ぶりの大幅な伸びとなった。主要な貿易相手国との摩擦で見通しに関する不透明感が強まっているにもかかわらず、企業の投資が持ちこたえていることが示唆された。
キーポイント |
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・コア資本財受注は前月比0.4%増 ・ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は0.1%増 ・前月は1%減 ・全体の耐久財受注は前月比1.3%減-民間航空機受注の落ち込み響く ・市場予想0.3%減 |
インサイト
- 予測不可能な貿易政策が製造業の重しになり、設備投資を困難にしているとの懸念がコア資本財受注の増加を受けて和らぐ可能性がある。4月の数字が低調だった後、堅調な需要は4-6月(第2四半期)成長への追い風となりそうだ
- 全体の耐久財受注は民間航空機・同部品の受注が28.2%減少したことを反映。4月は39.3%減
詳細
- コア資本財の出荷は0.7%増
- コア資本財の出荷は3カ月平均(年率)では1.7%増(前月3%増)、受注は1.9%増(前月2.6%増)-モメンタムの軟化を示唆
- 変動の大きい輸送機器を除く耐久財受注は前月比0.3%増と、昨年10月以来の大幅な伸び。国防資本財の受注は7.8%減
- 耐久財の在庫は0.5%増
- 統計の詳細は表をご覧下さい
原題:U.S. Business-Equipment Orders Post Best Gain in Four Months (1)(抜粋)
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