【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の首都平壌で28日、最高指導機関、国務委員会の委員長に金正恩朝鮮労働党委員長が推戴されてから3周年を祝う中央報告大会が開かれ、正恩氏の巨大な肖像画が登場した。「個人崇拝」を通じて権威を高め、体制の引き締めを図る狙いがあるとみられる。
朝鮮通信(東京)によると、国務委員長推戴を祝う中央報告大会の開催は初めて。正恩氏は欠席したが、韓国の聯合ニュースが報じた朝鮮中央テレビの写真では、舞台後方の壁中央に巨大な肖像画が掲げられ、その前に党や政府の幹部らが並んだ。
大会では、ナンバー2の崔竜海・最高人民会議常任委員長が演説し、「積極的な対外活動で大国との関係が再び確立され、国際社会建設の新たな地平が開かれている」と正恩氏の指導力を称賛した。